給湯器の釜鳴りってどういうこと?

給湯器を使う時にボコンボコンや、ほら貝のような音が出るのはよくあることですが、そのまま使用するのは不安を感じますね。こうした釜鳴りはどうして起こるのでしょう?原因がわかれば自分で対処するか、業者を呼んだ方がいいのかの判断もつきやすくなります。給湯器の釜鳴りについてお話しましょう。

■風呂の追い炊きでボコンボコン

ボコンボコンやボコボコなどの釜鳴りは、ポンプの中の循環がスムーズにできないことで起こります。
お湯を沸騰させるとボコボコと泡が出ますが、それがうまく抜けずに起こることもあります。

原因としては…
① 湯垢などの汚れがポンプ内にたまっている
② 熱交換器の汚れ
③ 循環パイプの勾配が適切でない

釜鳴りが気になりだしたときに、お湯の濁りやニオイが気になる場合には、ポンプ内が湯垢などで汚れていることが考えられます。
風呂釜洗浄剤(ジャバなど)を使って掃除しましょう。
長年使っていて、「最近、気になるなあ」という場合には、老朽化と熱交換器のすす汚れや、配管勾配のズレが原因です。
熱交換器の交換は、数千円ではできない工事ですし、部品のストックは10年が目安ですので、入れ替えを検討した方が良いかもしれません。

■給湯・追い炊きでほら貝のような音

ブォー、フォーンというほら貝のような音が鳴ることがあり、排気の通り道に異常があるサインです。
「カンタイ」と呼ばれる部分の調整や交換が必要になります。

原因としては…
① 機器の劣化で変形・詰まりが起こっている
② ガス圧力、燃焼バランスに問題がある

笛は、空気を切るときに音が鳴ることを利用して音を出します。
ペットボトルの口に息を吹きかけた場合、息の向きと強さで音が出たり、出せなかったりするのと似ています。
出荷時の調整ではよかったのに、使用している間に調整具合の変化や、部品の劣化が起こり、音がでます。
専門業者に調整してもらうか、劣化している部品を交換して対処することになります。
ガス圧の調整など、自分ではムリです。

■釜鳴が気になりだしたら寿命のサインかも…

まずは風呂釜洗浄剤で念入りに掃除しましょう。
1~2か月に1度のペースで行うと、汚れがたまりにくくなります。
また、追い炊きポンプユニットのメインケースの横穴から水を当てて流す方法もありますが、自信のない場合には、専門業者に任せた方が良いでしょう。
掃除をしても治らない原因には、業者に依頼しなければできない作業での対処になってきます。
無料点検を行ってくれる、駆けつけ型のサービスを使って、状況を判断してもらうのが良いでしょう。

 

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