知ってなっとく!給湯器の配管種類

『配管』は、ガスなどの燃料を運ぶものと、水道管から水を給水する部分、さらに、給湯器からお風呂や洗面所、キッチンの蛇口までの部分に渡っています。材質や太さなど、用途にあったものを選んで適切に工事することが大切です。給湯器の配管種類についてお話しましょう。

■DIYで給湯器の設置はできる?

機械関係に強い方なら、DIYで給湯器の設置ができそうな気がする…という方もいらっしゃるかもしれません。
ただし、器具の特性によって、必要な強度や口径の大きさが違ってくるので注意が必要です。
水道管の種類には、ステンレス管、銅管、塩ビライニング鋼管、塩ビ管、ポリエチレン管、合成樹脂管などの種類があります。
強度や耐久性に於いてステンレス管は一級品ですが、価格が高く、施工が難しい特徴があります。
加工のしやすさでは、塩ビ管が優秀ですが、耐久性と、耐熱・耐圧に不安があります。
それなりに配管したとしても、十分に給湯器の能力をいかせる配管設計ができない可能性が高いです。
また、ガス給湯器の場合には、ガスの配管についても資格が必要になりますから、DIYはできません。
もし、無理に行ってガス漏れや爆発、火事を起こしたらと考えるとゾッとします。

■号数と必要な水圧・配管

給湯器の出湯能力は、号数で表し、数が大きくなるほど、より多くのお湯を供給できます。
『“水温+25℃”のお湯を1分間に○リットル出せる』と言う時の『○』の部分が号数になります。
号数が大きくなれば、配管の口径や強度をそれに見合うようにランクアップしなければ、能力を十分に発揮できません。
また、配管ばかり強力に整備しても、給湯器が対応できる水圧の範囲に計算して設計しなければトラブルの元になります。
工事費を浮かせて節約しようと思ったのに、給湯器の寿命を縮める結果になったり、事故を起こしたりするリスクを背負うかもしれないのです。
プロは、圧力を計算で求め、適切な配管の種類と口径を設計の上、設置工事を行います。

■やはり専門家に任せるのが安心

簡単なお手入れ程度ならDIYでもいいですが、給湯器そのものの取り付けとなると、専門家に任せるのが安心です。
ネットで給湯器本体のみを安く買って入れ替えできたら…そう思う方もいるかも知れませんが、水圧の計算、ガス管接続などの知識と技術がないと難しいのです。
事故を起こしては困りますし、正しい取り付けを行わなければ給湯器の寿命も短くなる恐れがあります。
設置場所の特性にあわせて入れ替えの相談がしたいなら、駆けつけ型の見積もりサービスを行っている業者に問い合わせしてみましょう。

 

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