うちの給湯器は密閉式or開放式?どんな違いがあるの?

ガス給湯器は排気の方法によって、密閉式や開放式に分類されます。ガスに限らず燃焼器具では、設置基準が決められており、安全性を確保できるようになっています。それぞれの特徴について紹介しましょう。

 

■燃焼器具の分類と特徴

① 開放式燃焼器具
屋内で利用できますが、換気扇などで室内の換気が必要です。
給湯器から直に給湯する小型のものが当てはまります。
室内空間の空気を使って自然吸気で燃焼し、自然に排気されますから、使用中は、換気扇を回します。

② 半密閉式燃焼器具
室内の空気を使って自然吸気で燃焼し、排気は煙突など配管から屋外に排出します。
自然通気で排出するものをCF式、ファンなど使って強制排気するものをFE式と呼びます。

③ 密閉式燃焼器具
室内の空気に頼らず、配管を使って外気を取り込み、排気も屋外に排出させます。室内の空気に影響を与えず排ガス事故のリスクが低いタイプです。
自然通気で排出するものをBF式、ファンなど使って強制排気するものをFF式と呼びます。

④ 屋外設置式燃焼器具
屋外設置タイプでは、吸排気に配管を使わずに屋外の空気を使って燃焼し、屋外に排気します。
排気管を使わずに燃焼させるので、風通しを妨げない場所に設置しなければなりません。

 

■関東では屋外設置式が多い

“風通しの良い設置場所”とう言う条件さえクリアできれば、排気配管の心配なく設置できますから、屋外設置式を選ぶケースが多いようです。
ただし、アパートやマンションなどで、設置場所が限られる場合には、排気配管を使った密閉式、半密閉式が選ばれるケースが増えます。
一見、似かよったガス給湯器でも、作りによってふさわしい設置方法に違いがあり、専門業者の見積もりが必要です。
設置場所の条件によっては、希望する機種が合わないこともありますし、給湯器の入れ替えをする場合には、条件にあわせて品番を細かく指定して発注する必要があります。
集合住宅では、貯湯タンク設置のスペースが確保できれば、電気給湯器のほうが設置しやすい場合もあるでしょう。

 

■どんな業者に相談したら良い?

給湯器は実際の設置場所をみてもらって見積もりを取るのが一番だと分かりましたが、どんな業者に相談したら良いか迷うものです。
・連絡が簡単に取れる
・業者拠点が見積もり希望エリアにある
・技術が高く、工事案件数が多い
・見積もり無料、相談にのってくれる
インターネットで工事の様子、取扱業務を紹介している業者なら、事前に仕事ぶりが分かりますし、見積もり無料なら、頼みやすいですね。

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