給湯器が安全装置ロックで動かない!解除の方法は?

給湯器には安全に使用できるように、いろいろな安全装置が備わっています。急にお湯がでなくなった…という場合には、安全装置が働いて運転を強制的にストップしている場合があります。安全装置でロックされてしまった時の対処法を紹介しましょう。

 

■給湯器の安全装置のいろいろ

『立ち消え安全装置』
ガスの炎が立ち消えしたときにガスを止めます。

『空だき安全装置』
風呂水位が足りない、水がないときにガスを止めます。

『過熱防止装置』
機器が熱くなりすぎたときにガスを止めます。

『停電時安全装置』
給湯器の運転中に停電したときに運転を停止します。

『過電流防止装置』
落雷などで異常な電流が流れたとき電源がオフになります。
燃料を燃焼させるとき、換気不足での中毒事故、炎が燃え移っての火事が起こるリスクがありますが、安全装置が働くことで、不安なく使うことができます。
安全装置が働いて運転を停止した場合、危険無く使えるか点検してから使うのが基本になります。
ロックが掛かった状態になり、いつもの運転操作では動かなくなることがあります。
液晶表示のリモコンに、エラーコードが表示されることもありますから、取扱説明書に従いましょう。
場合によっては、電源プラグの抜き差しでリセットできるケースもあります。
ただ、ロックが掛かった原因にアプローチしなければ、安全装置が繰り返し働き危険ですから、点検は必要でしょう。

 

■ガスメーター安全装置のロック

給湯器そのもののエラーではなく、ガスメーターの安全装置が働いて、ガスの供給がストップしている場合があります。
安全装置作動の目安は、震度5程度です。
ガス器具の使用をすべて中止し、ガスの元栓を閉めます。
キャップを外してボタンを力強く押し込み、ランプが点灯し点滅を始めたら、3分ほど待ちます。ランプ消灯でガスが再び使えます。
1戸建てなら建物の外壁沿い、マンションやアパートでは、玄関脇や共用廊下のメーターボックス内に、安全装置つきガスメーター(マイコンメーター)が設置されています。

 

■給湯器が突然とまったときの対処

安全装置が作動した場合には…
・においが気にならなくなるまで風通しよくする。
・エラーコードがでている場合、説明書に従う。
・プラグの抜き差しで復旧するケースもある。
・ガスが止まっている場合、ガスメーターの復帰操作をしてみる。
ただし、ガスくさいと感じる時や、不安を感じる時には、ガス取扱業者にみてもらいましょう。

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