給湯器に銅管が使われるのはなぜ?

配管の材料には、塩ビ管、ステンレス管、銅管などがありますが、給湯器の配管の主流は『銅管』です。耐久性ではステンレスの方が上のようですが、主に銅管が使われているのはなぜでしょう?給湯器の配管と銅管についてお話しましょう。

■給湯器と配管の選択について

配管の太さ、材質、圧力計算などを考えた上で施工しなければ、給湯器の性能を引き出すことができません。
塩ビ管は、加工がしやすいですが、お湯を流す事、一定の水圧に耐えなければならない事を考えるとあまり適していません。
大きな号数の給湯器をつける時に、配管そのものを交換しなければならない可能性があります。
ある程度の口径の大きさと強度がなければ、高い水圧がかかり、耐久性不足のため、水漏れなどが起こりやすく、修繕コストが高くなってしまいます。
かと言って、ステンレス系の素材は、加工のしやすさから銅管より難しく、コストも高くなります。
耐久性と加工のしやすさがあり、銅が殺菌性を持っていることなどからも、給湯器の配管にうってつけだということで、多く使われているのです。

■銅管が水漏れを起こす原因は?

給湯器の配管には、銅管が使われることが多いですが、中には、「潰食(かいしょく)」が原因で、水漏れが起こることがあります。
おおむね30年は耐久性があると言われている銅管ですが、潰食が起こってしまうと、10年ほどで水漏れ・穴などのトラブルに見舞われる可能性があります。
「水流が速すぎること」、「配管設計が原因で流れに偏りが起こり銅管に負担がかかること」でおこります。
配管に穴が空く場合では、銅管の品質が悪かったのではないかと思える場合もありますが、設計、配管の仕方が原因で寿命を縮めてしまうこともあるのです。
工事を依頼する場合には、技術に自信を持っている業者を選ぶと、長く安心して使える施工をしてもらえます。

■銅管を安心して長く使うためには?

・給湯器の設置は専門業者に依頼する
・配管工事は給湯器の能力に見合った設計で行う
・配管の材質と設計の選び方が適切であること
給湯器設置業者の施工技術の高さが、その後、長く安心して使い続けるための条件になっているのです。
銅管で配管しても、施工の仕方が悪ければ設備の寿命が短くなってしまいますし、“技術に自信あり!”をウリにしている給湯器の専門業者に施工を依頼したいですね。
ネット検索すると、評判の良い業者、点検無料の業者などにヒットしますから、ぜひ、問い合わせてみましょう。

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