給湯器の設置場所に決まりはある?気をつけたいこと

関東ではガス、電気を熱源とする給湯器が主流だと思いますが、機器内でガス燃焼が起こる場合には換気が必要ですし、貯湯タンクが必要な場合には、スペースが必要です。設置場所によって機種が限定される場合もあります。給湯器と設置場所についてお話しましょう。

■ガス給湯器の設置場所について

ガス給湯器の場合には、排気熱が200℃ほどの高温になりますし、機器内でガスを燃焼させるため、スムーズな吸排気が必要です。
屋外設置で自然換気する場合には、十分な空間をとって、空気の流れを良くする事と、可燃物を近くに置かない、壁や軒先から一定の距離を保つ置き方をしなければなりません。
専門の設置業者であれば…
・上方:排気口より300mm以上
・前方:600mm以上
・後方:10mm以上
のスペースを設けて、設置できるかを見ます。
マンションなどパイプスペースと呼ばれる、設備収納スペースに設置する場合もあります。
この場合、強制排気に対応した機種選びと、適切な配管が大切です。
また、エコジョーズでは、排水ドレンへの対応も必要になって来ます。
屋外設置での排水経路確保、マンションのパイプスペース設置なら、ドレンアップできる機種をえらび、排水ドレンを浴室排水の経路で行うといった施工が必要です。

■電気温水器の設置について

電気温水器の場合には、貯湯タンクを含んだ設置スペースの確保が必要です。
高さ180cm×横幅70cm×奥行き70cmほどが、平均的なサイズになります。
エコキュートの場合には、室外機の様なヒートポンプ部分とあわせての設置スペースが必要になります。
貯湯タンクについては、アンカーボルトで地面に固定しなければならないので、コンクリート基礎が必要になります。
ガス給湯器からの変更の場合、設置工事費に基礎工事がプラスされるケースが多く、設置工事費が高くなる傾向があります。
また、マンションに導入する場合、配管の関係や、ヒートポンプ部分の運転音に考慮した設置場所など、専門業者の見積もりは必須です。

■設置場所の環境で機種が決まってくる

コストパフォーマンス、運転音、熱源の種類など、給湯器を選ぶ時のポイントは色々ありますが、設置場所の環境にあった機種選びが必要です。
実際の設置場所を専門家に見てもらい、施工方法や機種選びも含めて相談するのが安心です。
特に、熱源の変更を検討している場合には、必要な工事内容が多くなり、注意が必要です。
給湯器の入れ替えを検討しているなら、無料で点検や見積もりをしてくれる『駆けつけ型サービスの業者』に問い合わせてみましょう。

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