停電あとの給湯器にしておくことは?

ガス給湯器でも運転は電子回路がコントロールしている場合がほとんどですから、停電している間お湯が出ないなどの影響が出てしまいます。それだけに、停電が復旧したのにお湯がでないなどのトラブルが起こる事も…。停電あとの給湯器復旧のポイントについてお話しましょう。

■停電のあと電源ボタンがつかない

天気が荒れたときの停電では、雷などの影響を受けている事があります。
給湯器の内部には、雷による高い電圧でダメージを受けない様に、電気の流れをカットするブレーカーが働く場合があります。
・コンセントをぬき、30分ほど置いてから挿し直す。
・電源ブレーカーを切って入れ直す。
・給湯器本体のブレーカーレバーが切になっていたら入れる。
給湯器の電源ボタンを押しても反応がない場合、コンセントやブレーカーレバーを使って電源の入・切をすると、リセットが掛かり、復旧できる事があります。

■停電のあとお湯がでない

ガスの元栓に安全装置作動のランプがついていたりしませんか?
(参考)東京ガス ガスメーターの復帰方法
http://home.tokyo-gas.co.jp/gas/userguide/anzen/meter/reset/index.html

ガスの供給が正常で、給湯器のリモコン液晶が点滅して、通電している事がわかっている場合には、リモコンを使って機器の再設定をしましょう。

① 電源ボタンを押して、通常スタンバイの表示にする。
② 設定ボタンを使って時計時刻を合わせる。
③ タイマー運転のプログラムを選択、設定。
④ 温度、お湯張り設定を合わせる。

停電で通電が切れた後は、リモコンの設定がリセットされている事があります。
機種にもよりますが、時計がずれていると、運転スタンバイのタイマープログラムが正常に作動しません。
また、出湯温度、お湯張りの設定などもリセットされてしまうので、機器のデフォルトを変更している場合には設定し直しましょう。
細かい設定ボタンは、リモコンカバーの中にボタンがある場合や、設定ボタンを押して、液晶表示を切り替えて行うタイプなどあります。
取扱説明書を確かめてみましょう。

■リセットや再設定操作で復旧しなければ…

停電した場合、台風や雷など天気が荒れた後という場合も多いです。
屋外設置の場合には、吸排気孔にゴミが吹き付けられたり、飛んできたものにあたって衝撃を受けたりした事で、故障した可能性もあります。
電源のリセット操作や、再設定をしてもお湯がでない、電源が入らない…といった場合には、専門業者に見てもらいましょう。
駆けつけ型サービスを、点検無料でしてくれる所なら、料金を気にせず問い合わせできますね。

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