給湯器の直圧式と減圧式ってなに?

カタログを調べると、給湯器には“直圧式”と、“減圧式”という言葉が出てきます。文字の意味から、水道の圧力をそのままいかす、圧を弱めて使うという差がありそうだと予想が付きますが、どんな時にどちらを選べば良いのでしょう?給湯器の直圧式と減圧式についてお話しましょう。

■“直圧式”と“減圧式”のちがいとは?

『直圧式の特徴』
・水道の圧力をそのまま使うので高い圧での出湯ができる。
※圧が高いので、1階から2階に給湯できる。
・高い圧に耐えられる配管設備が必要。
・設置費用が“減圧式”よりやや割高になるものの、燃費を抑えられるケースが多い。

⇒こんなときは“直圧式”
・1階の給湯器から2階に給湯する場合。
・勢いのあるシャワーを浴びたい。

『減圧式の特徴』
・水道圧をコントロールして使うので節水しやすい。
・配管、給湯機器の価格が抑えやすい。機器の持ちも良い。
・古い配管でも、配管の交換無く取付可能。

⇒こんな時には“減圧式”
・設置費用を抑えたい。
・1階でしか給湯しない。
・節水のため出湯量を絞って使いたい。

どちらにも一長一短ありますが、2階への給湯がなければ、“減圧式”を使って置いたほうがお得感が出そうですね。
また、高圧出湯にあこがれて“直圧式”を選んだ場合、配管が古い場合に、配管の交換が必要になるケースもあり、費用的にはやや割高になります。

■業者に相談するのが間違いない

給湯器の使い勝手について、色々と希望があるかと思いますが、設置環境に合わせて『設備設計』の観点から条件が決まってくることもあります。
現在、減圧式の機器を使っていて、シャワーの圧力をあげたいという理由だけで直圧式に変更するのは、配管の交換が必要ですし少しもったいない感じもします。
減圧式の中でも高圧力タイプと言うものもありますし、希望と、設置環境を総合して、おすすめ機種が決まってきます。
家に来てもらって、相談しながら、見積もりを出してもらうのが一番確実です。

■出張料や見積もり料はどれくらい?

「給湯器の調子が悪いので、修理または入れ替えの相談をしたい。」と言った場合、現在の給湯器のメーカー窓口に問い合わせを入れることもあるかと思います。
リンナイの場合、出張料は事業所から30km未満で2,500円、30kmを超えると3,000円です。
見ただけで3,000円かも知れないと考えると、「入れ替えになるかも。」というケースでは、給湯器設置業務ができる業者に来てもらったほうが、話が早いでしょう。
点検・見積もり無料、駆けつけ型サービスを行っている業者なら、費用・スピード感のどちらをとっても助かりますね。

(参考)リンナイ
http://www.rinnai.co.jp/safety/system/pay/index.html

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