給湯器を空焚きしてしまったら即アウト?

追い焚きボタンを押して、気がついたら嫌な臭いがして、もしやと思ったら空焚きしてしまった…。そんな時、気になるのは修理が必要か、そのまま使えるのか。給湯器を空焚きしてしまった時についてお話しましょう。

 

■空焚きしてしまった場合には…

お風呂を追い焚きする時には、浴槽にためた水を給湯器に取り込み、熱交換装置から熱を受け取ってお湯にしています。
浴槽に水がないのに給湯器の追い焚きを運転させると、水が循環しないのに熱がかかる「空焚き状態」になります。
設計上の想定温度より高温になってしまい、火事になる危険があります。
現在、販売されている追い焚き付き給湯器では、「空焚き防止装置」がついていますから、火が出るほどの高温状態が続く前に、ガスをストップさせて運転が停止します。
ただし、「空焚き防止装置」が働いた時には、かなりの高温になって、パーツの形や穴があく場合があるので、点検しておいたほうが安心です。
給湯器の温度ヒューズが駄目になってしまった場合には、温度が上がらずお湯が沸かせなくなってしまうでしょう。
専門業者に点検を受け、適切な処置をしてもらえば、買い換えなくても良いかもしれません。

 

■空焚きの点検・修理の費用はどれくらい?

ごく短い時間で気が付き、ダメージがなければ、簡単な点検作業だけで済むでしょう。
ただし、「缶体」などの主要部分が変形している場合のパーツ交換では、新品を購入するのと変わらないほどの費用が掛かってしまいます。
どれだけのダメージを負っていて、どのパーツの交換が必要になっているかというところで、修理費用は大きく変わってきますから、点検、見積もり無料の専門業者にみてもらって判断すると良いでしょう。
中には、点検のみでも出張料が発生する場合がありますから、良心的な業者を選びましょう。

 

■どんな点検作業をするの?

・パーツに変形水漏れがないか
・温度ヒューズなど部品の異常はないか
・呼び水作業でエア抜き
・ガス漏れの危険がないか
・正常な運転が可能かどうか
専門業者が点検して、異常がない場合にはそのまま様子をみてください…ということになりますし、交換作業が大変なパーツや、高価なパーツが駄目になっている場合には、新品の入れ替えを進められるかもしれません。
安全性を第一に考えた上で、見積もりプランを提示してくれる業者なら、入れ替えにするのか、修理にするのか、納得の上、選ぶことができます。
住んでいるエリアで、多くの案件をこなしていて、信頼できる業者に相談してみましょう。

 

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