給湯器はガス・灯油でも消費電力がかかる

給湯器といえば、電気・ガス・灯油を燃料としている場合がほとんどですが、ガスや灯油を燃料とする給湯器でも、消費電力が意外に大きいということをご存知ですか?どれくらいの消費電力なのか、節電に有効な方法など、給湯器の消費電力についてお話ししましょう。

■ガス・灯油給湯器の消費電力

給湯器の仕組みについてお話しすると、水に熱を与えてお湯にするための熱源は、ガスや灯油を燃やしています。
ところが、温度調節や燃料の制御、水流の調整など動作のほとんどが、電力を使って制御される仕組みになっています。

<ガス給湯器の出湯までのアクション>
① 蛇口をひねると、機器内に水が流れ、水流スイッチがONになる。
② ガス燃焼に備えて、空気を取り込むためにファンが回ります。
②  点火用の火花が、プラグのスパークで飛ばされます。
③  ガスが燃焼してお湯が沸きます。

蛇口をひねってお湯が出るまでの間はもちろん、出湯中、待機中も、電子制御でコントロールされ、安全に稼働するように設計されています。また、冬期間には、凍結防止のためお湯を循環させる機能が働くため、コンセントを抜きっぱなしにすると、電気代は節約できますが、凍結の恐れがあります。

■マメなスイッチOFFで節電

運転の時にかかる電気もさることながら、待機電力の大きさが他の家電と比べても高いと言われています。
・平成24年一般型:ガス給湯器の待機電力は、6.55W。1年間の電気代は、約1,550円。
・平成24年最新式:ガス給湯器の待機電力は、3.89W。1年間の電気代は、920円。
(出典:省エネルギーセンター 平成24年度 待機時消費電力調査報告書)

平成29年、NORITZエコジョーズGQ-C**34WSシリーズの場合には、待機電力は1.1W。
省エネルギーセンターの計算に従って計算すると、年間の電気代は、約260円。
『待機電力はプラグを抜くなどして節約する』といった節約法を耳にしますが、使いたい時にパッとお湯が使える便利さがない給湯器の使用環境って不満が残りませんか?
それに、型式が新しくなるほど、待機電力にも気を配った設計になっています。

■電子部品系の寿命は5年くらい

実は、電化製品の減価償却期間は5年程度になっていることが多く、5年間使うと、不具合が出るようになってきますが、不良品ではなく耐用年数を超えた不具合となります。
もちろん、専門業に依頼して修理することが可能です。
しかし、10年もすると、技術が進んで良いものが出てきますし、修理よりも買い替えになり、部品の供給がストップします。
・そういえばうちの給湯器は10年以上使っている
・燃費、電気使用量が多いみたい
気になっているなら、思い切って新しいものに交換を検討しても良い時期に来ているということです。

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