給湯器の騒音・異音について

給湯器を使っていると音が気になることがあります。以前と比べて運転音が大きくなってうるさく感じたり、唸るような音がしたりする場合、何が起こっているのでしょう?騒音や異音を感じたときの対処法についてお話しましょう。

■給湯器の音が急に大きくなった場合

給湯器を使い続けていると、部品が劣化してガタツキが出て、お湯を出すと中で部品がぶつかりあって振動音が大きくなることがあります。
今までしていなかった音が急になりだした場合、いよいよ寿命が近づいてきた合図だと言って良いでしょう。
給湯器の寿命は意外に長く、15年ほど使い続けているという方もいらっしゃいますが、使い方によっては6、7年あたりから、不調がではじめ、8年を超えたところでは、いつ調子が悪くなっても仕方がないと言われています。
メーカーの部品補充も10年をメドに打ち切られてしまいます。
8年くらいまでなら、すぐに見てくれる業者さんに修理できないか相談してみましょう。
8年を越えているなら、状況によっては入れ替えを考えたほうが良いかもしれません。
特にガス給湯器の場合には、器具の調子が悪くなってくると、ガス漏れ・不完全燃焼が心配です。
給湯器の音の異常を感じたら、できるだけ早く業者に見てもらいましょう。

■危ないのはどんな音?

『低く唸るような音が大きくなった』
燃料を使ってお湯を沸かすときにある程度の音がするのは仕方ないのですが、今までになかった音がするのは要注意です。

『キュー、ピーと高い音がなる』
ガス給湯器の燃焼バランスが悪いときに笛のような音がなることがあります。ガス燃焼に必要な空気が送り込めていないので、運転を続けるのはキケンです。

『ポン、ドンなど小さく破裂するような音』
不完全燃焼で起こる音です。ガス給湯器でこの音が聞こえたら運転をやめてすぐに業者に見てもらいましょう。
安全装置がついているとはいえ、ガス給湯器の異音には特に注意が必要です。

■給湯器の音がおかしいと気づいたら?

『賃貸住宅の場合』
管理会社や大家さんに連絡して、業者に点検・修理を頼んでもらいましょう。
過失がなければ費用は持ってもらえますが、業者に直接連絡するわけではないので時間がかかることも…。気づいたらすぐに知らせましょう。

『持ち家・区分マンション』
給湯器を取り付けてもらった業者か、ガス給湯器ならガス会社に連絡します。
業者がわからない場合や、営業時間が合わない場合には、早朝から夜まで受付をしている“駆けつけ作業”をしてくれる業者をお願いしましょう。

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