給湯器の運転について知っておきたいこと

蛇口をひねるといつでも快適な温度のお湯をでてくる給湯器はありがたい存在ですね。そんな給湯器の運転の仕組みを知っておくと、エコな使い方ができたり、早くトラブルに気づいて寿命を伸ばしてあげられたりできます。気になる、給湯器の運転についてお話しましょう。

■ギモン1 給湯器はけっこう電気を使ってるってホント?

ガス給湯器でも、安定した給湯を行う運転のコントロールは、電気を使っています。
停電すると、お湯が出なくなってしまうは、ガスを燃焼させるのも、水の流量や圧力を調整するのもすべて電子制御だからです。
電気を使って動かしている部品を書き出しみると、水量センサー、ファンモーター、イグナイター、温度センサー、水量制御弁など。
リモコンパネルで、ON、OFFのスイッチをこまめに切り替えると電気代の節約になりそうですが、OFFにしても、消費電力がゼロになるわけではないので、待機電力6.03W、電気料金27円/1kWhの場合で、年間1,426.22円かかっています。
ただし、最近の機種では、待機電力を3.98W程度におさえているので、941.34円に!
こまめにON、OFFよりも消費電力の少ない新機種を使ったほうが、節約効果が出そうです。

■ギモン2 使わないときのブレーカーOFFは正しい?

ブレーカーOFFはせずに使うのが正解です。
待機電力を節約するためには、コンセントを抜いたり、ブレーカーをOFFにしたりするのが良いと考えて、他の家電で実行されている方も多いと思いますが、給湯器ではしないほうが良いです。
リモコンパネルのスイッチをOFFにしていても電気代がかかっているのは“もったいない”という感覚になりますが、ちゃんと仕事をしてるのです。
冬には、5℃以下になると凍結防止の安全装置が働いています。
ブレーカーOFFやコンセントを抜くなどしてしまうと、安全装置が働かず、故障のリスクを上げることになってしまいます。

■ギモン3 給湯器はスタンバイのときガスを使っている?

スタンバイ時にガスは使っていません。最近の機種は『種火』というのもありません。
ガス給湯器では、リモコンスイッチを、こまめにON、OFFしたほうが、ガス代の節約になる場合があります。
これは、「手をちょっと洗うのに5秒くらい蛇口をひねったけれど、結局、蛇口からお湯は出ていない。」といった場合でも、水圧の変化に連動してガスの燃焼が起こってしまうからです。
OFFにしていると、スイッチONがめんどくさいと感じる程度の使用では、水を使うので、スイッチOFFでやや節約になります。
タイマー機能で、リモコンON、OFFを設定しておくと、省エネになるでしょう。

もし、電気代やガス代が高いと感じるなら、機種が古いか、正常な運転ができていないからかもしれません。
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