給湯器からガスの臭いがするとき

ガス給湯器を使っていてガスの臭いが気になると、キケンなのではと不安になってしまいますね。ガス臭さに気づいたらどうしたら良いのでしょう?給湯器からのガス臭さや異臭の原因と対処方法についてお話しましょう。

■ガス臭さを感じさせる原因とは?

<プロパンガス残量が少ない時>
プロパンガスそのものは無臭ですが、キケン察知のために臭いをつけています。
プロパンガスの場合には、ボンベに充填したものを設置して利用しますが、残量が少なくなった時に、ボンベ内に臭気物質が沈殿して、いつもより臭いを強く感じる場合があります。
燃焼が安定していれば心配することはありませんが、ボンベ内のガス切れが間近ですから、ガス会社に連絡しておくと安心です。

<ガスが漏れている>
ガス管の破損や、締め具の緩み、ガス機器の故障が原因でガス漏れを起こしているキケンがあります。
ガス漏れの程度によっては、引火して爆発を起こすこともあります。
換気扇などスイッチの入り切りは避け、ガスの元栓を閉めた上で換気を行いましょう。
プロパンは床近くにしずみ、東京ガス13Aのような都市ガスは空気より軽く、上の方にたまる性質があります。
ガス臭さを感じたら、すぐに器具の使用をやめ、ガス会社に連絡しましょう。

■ガス臭さの他に注意したい臭い

<酸っぱい臭いがして目がチカチカする>
不完全燃焼が起きている時に、起こる症状です。
ガス器具を使っていて、脱力感、頭痛、目がチカチカするなどの症状が出た場合には、すぐに新鮮な空気をいれましょう。軽い中毒症状は風邪に似ていますから、気をつけてください。

<焦げ臭い>
器具内にホコリがたまってつまりがあるなど、燃焼系のしくみに不具合が起きている可能性があります。
そのまま使い続けるのはキケンですから、使用をやめて点検を依頼しましょう。

ガス給湯器を使っていて臭いがおかしいと感じた場合には、専門業者の点検を受けるのが一番です。

■給湯器を使っていて臭いと感じたら…

ガス給湯器を使っていてガス漏れを起こしているとしたら、ご近所を巻き込む重大事故につながる可能性があります。
自分で解消しようとするのはキケンですし、業者の点検を受けて安全な対処をするべきです。
臭いの異常を感じたら、器具の使用をすぐにやめ、元栓を閉めて、専門業者を呼びましょう。
契約しているガス会社に連絡するのが王道ですが、器具の不具合が気になるなど原因が絞り込めているなら、駆けつけ型の点検業者にお願いするのも良いでしょう。

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