給湯器の不調と爆発のキケン

給湯器を使っていて不調を感じた時、爆発の危険がないか不安ではありませんか?熱源が電気や灯油の場合はそれほどではありませんが、ガスを使っている場合は、キケンなケースがあります。ガス給湯器の不調と爆発のキケンについてお話しましょう。

■ガス給湯器の炎が消えてしまう

ガス給湯器は、ガスを燃やして熱を作り、水を温めています。
当たり前ですが、炎が燃えていないと、温度は上がらず…
・お湯が沸かない。
・温度のムラがひどい。
といった症状が出てきます。
ガス給湯器の炎が消えてしまう原因をあげてみましょう。

『① 電気系統の基盤の故障』
現在使われている給湯器は、電気基盤でいろいろな制御を行っている場合がほとんどです。
電気基盤の不調は、そのまま給湯器の運転不具合につながります。

『② 安全装置が故障していて、ガスを止めてしまう』
ガス給湯器には、立ち消え安全装置がついていますが、安全装置そのものが故障していると、立ち消えが起こっていないのに、勝手にガスを止めてしまいます。安定した運転ができなくなります。

『③ 吸排気のルートがホコリなどで詰まっている』
ガス給湯器そのものに故障はないのに、吸排気できないため不完全燃焼が起きて、安全装置が働いてしまうケースがあります。ホコリが詰まったまま使い続けると、負荷がかかって、を縮めてしまいます。

■不調のときに爆発のキケンは?

ガス給湯器の恐ろしいところは、一酸化中毒や、ガス漏れによる爆発でしょう。
室内設置のタイプでは特に注意しなければなりません。
とはいっても、安全装置がついていて、立ち消えや、機器の異常があれば、ガスを送らない仕組みになっていますから、『炎が消えている⇒ガス漏れ⇒爆発』というキケンは少なくなっています。
ただし、不調の原因を取り除かずに、何度も点火を繰り返すと、漏れたガスが爆発する濃度で充満してしまう可能性があります。

 

■不調に気づいたときには?

・元栓、スイッチを切る。
・点火を何度も繰り返さない。
・勝手にカバーを外したりしない。
・すぐに点検・メンテナンスのできる業者に連絡する。
炎がつかない場合、ガスがきていないからつかない場合と、ガスが供給されているけれどつかない場合があります。
安全装置が正しく働かなくなっている場合は、とてもキケンです。
爆発を起こしてしまったら、自宅だけではなく、隣近所にまで迷惑がかかってしまいます。
給湯器のガス元栓を閉め、すぐに対応してくれるガス給湯器取扱業者に連絡しましょう。
賃貸の場合には、管理会社が修繕を担当しています。
緊急性が高い場合には、自分で手配した業者でも、修繕費用を持ってくれるか、お願いしてみると良いでしょう。

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