給湯器のエア抜きとは?

灯油給湯器の場合、灯油タンクが空になってしまった場合、上手く灯油が回らずに上手く運転できなくなってしまうことがあります。「給湯器の調子がおかしい」原因は、タンクを空にしたため空気が入ってしまったのかもしれません。灯油給湯器のエア抜きについてお話しましょう。

■エアが原因で灯油が供給されないとき

灯油給湯器を使っている場合は、タンクに灯油を配達してもらって、常に切らさないように注意することをおすすめします。
もし、燃料切れを起こして、灯油給湯器側の灯油の配管に空気が入ってしまうと、『エアをかんだ状態』になり、安定した燃焼ができないばかりか、点火そのものができなくなってしまう場合が多いからです。
電源スイッチを切ってエア抜き作業をします。

①タンクにしっかり灯油をいれ、給湯器からホースを外す。
②ホースから空気が交じること無くスムーズに灯油が流れるまで容器で受けながら灯油を流す。
(ホースの中に入っている空気が抜けます)
③空気が入らないように給湯器につなぎ直す。
③着火動作で灯油を吸ってくれるのを期待して、スイッチを何度か入れ直します。
着火動作をする時に、燃料を送り込む仕組みになっていますから、一度灯油のホースを外し灯油を流します。ホースの中を灯油で満たしてから作業をすると上手く行くでしょう。
しかし、灯油ホースを外して、空気が入らないように確実に接続し直すというのは、難しい作業です。
灯油をこぼした場合は、ニオイが取れなくて大変ですね。

■やっぱり業者にまかせたほうが良い?

ホースのエア抜きは、給湯器から外したホースを容器に受けて灯油を流すとできますが、給湯器内にまでエアをかんでいる場所ができてしまうと厄介です。
エア抜きしたい部分のネジを緩めるなど調整して、灯油配管内の空気を逃してやる作業が必要です。
機種によっては、エア抜き用のネジが付いていますから、説明書も良く読んでみましょう。
機械を扱い慣れていないと難しく感じる場合があるかもしれません。
また、灯油があふれたときのために、きちんと養生して作業しなければなりません。

■業者を呼んだほうが良い?

灯油を切らしたあとにお湯が出ない場合…
① 点火動作を何度か繰り返す。
② エア抜き作業を試みる。
③ ①、②をやっても動かなければ業者。
不安な場合には、給油業者か、給湯器の修理や設置をする業者に連絡して、作業してもらいましょう。
急な依頼に対応してくれるタイプの業者もありますから、急ぎの場合は連絡してみてはいかがでしょうか。

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