給湯器の水圧が弱いと感じたら?

シャワーの水流が物足りない、お湯の出が弱いと感じるけれど、自分でできるチェックポイントはないかな…。そんなとき、知っておきたい水圧対策を紹介しましょう。業者に点検をお願いする前にちょっと“お役立ち”な内容を試してみましょう。

■水圧チェックの基本

① 水道メーター近くの水栓が全開になっているか
水の元栓は、水道メーターの近くにあることが多いです。この元栓を閉めると、住宅全体の水を止めることができる水栓ですから、全体的に水圧が弱いと感じるときには、しっかり開いているか確かめましょう。

② お湯と水で出方に違いがあるか
「お湯になると勢いがない」と感じる場合には、給湯器に問題があるかもしれません。問題なく運転できているか、おかしな音がしないか確認しましょう。

③ 器具の『止水栓』を探してみる
お風呂の混合栓など、蛇口近くにマイナスドライバーで回せるネジがあります。この『止水栓』は、蛇口への水量を調整するものです。自分で回してみて水圧に変化が出るか、試してみる価値ありです。

④ ストレーナーをチェックする
給湯器の水栓からつながる管や、混合栓には、ストレーナーと呼ばれる小さなカゴがついています。水道管に溜まったサビなどで器具を傷めないようにキャッチするものです。ここが汚れていると、水圧が下がります。器具近くの水栓を閉めて作業しましょう。

■給湯器の号数を調べる

ガス給湯器では、お湯を1分間にどれだけ作れるかを『○号』で表現します。
給湯器に注意書きなどのラベルが貼ってありますから、型式を確かめてください。
・リンナイ ふろ給湯器の24号タイプ⇒RUF-E2405AW
・ノーリツ ふろ給湯器の24号タイプ⇒GT-C2452AW
数字が4桁あったら、左の2桁が号数を表す数字です。この例では、『24号』ということですね。

<目安>
・16号:1人暮らし
・20号:2人前後
・24号:4人家族、一戸建て

もし、目安よりも号数の小さな給湯器を使っているなら、水圧の弱さは『能力の限界』ということですから、低圧用シャワーヘッドを使ってみてはいかがでしょうか。
低圧用シャワーヘッドは、ホースの先を潰して水の勢いを強くするのと似た仕組みを使っています。ヘッドの穴を小さくしたり、穴の数を減らしたりして、勢いを強くしているので、節水になることが多いです。

自分でできるチェック、工夫を試しても、満足できる水圧にならない場合は、『設計構造上の問題』、『マンションの給水装置の不備』、『給湯器の故障』が考えられますから、業者に相談しましょう。

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