給湯器の選び方~ポイントはココ

一日の終わりのバスタイム、キッチンや洗面台など、たっぷり快適にお湯が使える環境っていいですよね。そんな、毎日の暮らしに欠かせない給湯器の選び方にはいくつかのポイントがあります。きっと満足できる給湯器選びのためのポイントを紹介しましょう。

■その1 熱源ごとの特徴

深夜電力を使う電気はランニングコストが安く上がるといわれてきました。
特にヒートポンプ方式を使ったエコキュートでは、熱効率がとても高いので、光熱費も安くなりやすいのです。
電気の契約の仕方によって、キロワットあたりの単価が大きく違いところに注意が必要ですが、低価格契約、太陽光システムなどの条件がそろった場合のランニングコストは、他の熱源の6割程度にできる可能性があります。
安全性の面でも、不完全燃焼の心配がなく、火災のリスクも低いのが魅力です。
給湯の方式としては、タンクにお湯をためる貯湯式と、必要なお湯をその都度沸かす瞬間式があります。
電気温水器は貯湯式で、湯切れの心配があります。
一方、灯油やガスの給湯器は、瞬間式が主流で、湯切れの心配はなく、お湯の勢いを確保しやすい特徴があります。

■その2 使い方や人数(湯量・パワー)

使い方や人数によって、給湯器に求める出湯能力、パワーが違ってきます。
電気温水器の場合はタンク容量が目安になり、ガス、灯油では号数が目安になります。
4人家族の場合、電気温水器のタンク容量は460リットル、ガス、灯油では24号がおすすめゾーンになるでしょう。
貯湯式では、深夜電力でお湯を沸かしますが、沸かしたお湯と、沸いていない水の層がタンクの中に自然に上下に分離して入っています。
深夜電力で沸かす量よりも多く利用する日が続くときや、来客で使用量が多いときに、お湯が不足することがあります。
ファミリーで貯湯タイプを選ぶなら、やや大きめのタンクがおすすめです。
ガス、灯油の号数が大きいと、一度に使えるお湯の量に余裕が持て、台所とシャワー同時利用でも安心できます。

■その3 工事費・燃費などのコスパ

日常の使い勝手とコスパでは電気が好成績ですが、工事・設置費用ではガスや灯油の方が安く工事できます。
また、エコキュートやエコジョーズ、ハイブリッド式など、高効率の機器も、ランニングコストは安くなりますが、設置費用が高くなる傾向があります。
10年~15年にかかる設備投資とランニングコストをトータルで比べるとよいでしょう。
長く住む1戸建ての場合は、高効率機種を選ぶメリットが大きいですが、マンションなどでは、設置条件に合わせて器具を選ばなければなりません。
熱源や排気の条件、設置スペースなどに制約が出てきますから、専門家に相談して選びましょう。

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