ハイブリット給湯器の光熱費はホントにお得なの?

ランニングコストは、熱源で比べるとガスよりエコキュートの方が良いですが、追い焚きを多く使うと電気代が高くなってしまうという悩みがありました。高効率ガス給湯器とエコキュートのいいとこ取りをしたハイブリッド給湯器は両者の悩みを解消した機種。光熱費の違いを紹介しましょう。

■ハイブリッド給湯器の熱効率は優秀

熱効率がどれくらい違うのか調べてみると…
・ガス給湯器(給湯専用)RFS-A2400A:80.2%
・ガスエコジョーズ(給湯専用)RFS-E2405A:92.5%
・ハイブリッド(給湯専用)RHBF-R241AW:ガス使用時95%、電気使用時COP4.76
・エコキュート 三菱SRT-P373B:年間給湯保温効率(JIS)3.8

暖房機能について比較したデータでは…
・灯油よりランニングコスト28%削減⇒33,900円お得
・エコキュートのみよりランニングコスト11%減⇒11,200円お得

(参考)リンナイ 省エネルギー基準に係るガス設備機器の性能確認書類
http://rinnai.jp/business_user/mode
(参考)リンナイ 暖房費の比較
http://rinnai.jp/products/waterheater/hybrid/honshu/cost

燃料の持っているエネルギーをどれだけリスク無く熱に換えられるかという点では…
電気が勝っており、深夜電力やスマートプランなどの時間帯割引料金を利用することで、ランニングコストを下げることができます。
光熱費をできるだけ少なくしたいと言う場合に力を発揮しそうですね。

■ハイブリット給湯器導入の壁

光熱費削減に有効なハイブリット給湯器ですが、爆発的に広まっている印象がないのはなぜでしょう?
それは、導入時の負担が大きいことが考えられます。
小売希望価格を見ると、100万円をこえています。
市場価格でも50万円前後に設置工事費を入れると、安くはありません。
オール電化住宅では、ガス管の整備が必要ですし、ガス燃料を主にしていた場合には、電源整備、深夜電力やスマートプランの契約が必要になります。
1割お得になるので、もともとの年間の給湯暖房費がより大きいほどお得になります。(20万円なら2万円、30万円なら3万円)。
新築で設置環境を整えやすかったり、補助金が受けられたりする場合以外は、トータル費用はあまり変わらないようです。

■ハイブリッド給湯器は見積もりがポイント

ハイブリッド給湯器は、安い電力で沸かしたお湯をタンクにため、電気代が気になる日中はエコジョーズの仕組みを使ってお湯を作ります。
生活スタイルや、必要とするお湯の量によってお得度が左右されますから、専門業者に見積もりを出してもらうのが安心です。
今まで従来型のガス給湯器を使っていた場合には、エコジョーズにするだけでも低コストで光熱費を抑えることが可能です。
給湯器選びに迷ったら、専門業者に問い合わせて、見積もりをとってみましょう。

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