ハイブリット給湯器のメリットは?

省エネ、エコで注目されるハイブリット給湯器。毎日の給湯にかけるエネルギー消費量は、光熱費の42%を占めるとも言われています。ハイブリッド給湯器が気になるという方も多いのではないでしょうか。ハイブリッド給湯器のメリット、デメリットについてお話しましょう。

■省エネ、エコの成績がナンバーワン

従来のガス給湯器では熱効率が80%、エコジョーズで95%です。
電気の力とヒートポンプを使ったエコキュートでは、投入した電力の3倍の効率が得られます。
光熱費の面では、安い契約での電力や、太陽光発電装置の電力を使うことができるエコキュートのランニングコストはかなり安くなります。
ただ、湯切れの心配があり、湯量を確保するにはタンクの容量が大きくなります。
省エネ、エコの成績が良く、エコキュートの弱点を補った機種がハイブリッド給湯器です。
2020年までに標準的な新築住宅のゼロエネルギー化が、国交省によって推奨されています。
ハイブリッド給湯器は、一次エネルギーの消費量を減らすことに貢献が、期待されている機種です。
給湯一次エネルギーの年間使用量は、一般ガス給湯器25.1GJ、エコジョーズ21.6GJ、エコキュート17.9GJ、ECO ONE15.2GJというデータがあります。

(参考)リンナイ ECO ONE公式サイト
http://rinnai.jp/ecoone/happy

■導入コストが大きく導入しにくい

省エネ、エコの面では間違いなく好成績のハイブリッド給湯器ですが、導入コストが大きいのが難点です。
エコジョーズでは、ガス配管があれば30万円程度での導入が可能です。
エコキュートは60万円程度~が目安ですが、貯湯タンクの設置、電気工事が必要になるので、設置条件によってはそれ以上になることも多くなっています。
ハイブリッド給湯器では、エコキュートと同様の費用となります。
新築の場合には、タンク設置の基礎や、電気工事、配管工事を建築段階で合わせることが出来るので、負担が少ないですが、入れ替えでとなれば、負担が大きく感じるでしょう。

■最適プランは見積もりが必要

ハイブリッド給湯器はノットゼロエネルギーハウス(ZEH)実現には有効な機器ですが、ランニングコストのお得感を感じる条件としては…
・使用量が大きいほどお得
・暖房での使用量も大きい
・新築など導入コストが建築費に含められる
・安い電力契約、太陽光発電の利用
実際には、ケースごとにお得度が大きく変わってきます。
導入後のランニングコストは下がりますが、点検修理は、一般ガス給湯器より高くなることが多いです。
給湯や暖房でエネルギー使用量そのものが多い場合はメリットが出やすくなり、設置費用を取り返しやすくなります。
まずは、専門業者に見積もりを出してもらい、設置を検討するのが良いでしょう。

関連記事

アーカイブ

ページ上部へ戻る