ハイブリッド給湯器の電気代について

燃料費が安くなると評判のハイブリッド給湯器。熱効率を高めた最新方式のガス給湯器と、ヒートポンプで効率アップされたエコキュートの仕組みをバランス良く利用することで、燃料費を抑えることができます。ハイブリッド給湯器にした場合の電気代、ガス代についてお話しましょう。

■ハイブリッド給湯器にした時の変化

従来のガス給湯器を使っていた家族がハイブリッド給湯器に変えた場合、どれくらい費用が節約できるのでしょうか?
ハイブリッド給湯器『エコワン』を作っているリンナイの公式サイトには、『エコワン』に変えた場合のシミュレーターが公開されています。
このシミュレーターによると、
○ 東京ガス利用の4人家族の給湯器燃料費は…
・従来型のガス給湯器の場合⇒107,000円
・エコジョーズ⇒87,600円
・ハイブリッド給湯器(100リットルタンク)⇒63,800円
○ LPガス利用の4人家族の給湯器燃料費は…
・従来型のガス給湯器の場合⇒152,400円
・エコジョーズ⇒124,500円
・ハイブリッド給湯器(100リットルタンク)⇒81,500円
LPガス利用者の場合、かなりお得になる計算です。
電気代については、実際使用した人の口コミでは、電気代は3,000円ほど高くなったと感じている人が多いですが、トータルでは従来型のガス給湯器を使っていたときより安くなっているようです。

(参考)リンナイ公式サイト
http://rinnai.jp/products/waterheater/hybrid/simulation/cost/

■ハイブリッド給湯器と電気代

エコキュートを使う場合には、1日分のお湯の必要量を夜間に一度に沸かして貯めておきますが、この時の保温温度の設定が65℃~90℃となっています。
タンク内のお湯は比較的高温に保たれており、熱が放熱されるとヒーターで保温する動作をしています。
それでも深夜電力などの低価格の電力を利用するシステムを活用することで電気代を安くしているわけです。
ハイブリッド給湯器の場合には、貯湯タンクを利用していますが、保温温度は40℃~50℃と低く、湯量をたっぷり使う場合や、高温の熱を必要とする運転では、ガスシステムが作動しています。
電気代が一気に跳ね上がるということは考えにくいようです。

■我が家にぴったりな給湯器は?

燃料費が安くなり、エコになるのはわかっているのですが、エコキュートやハイブリッド給湯器は設置コストが高価です。
太陽光パネル設置など、ZEH(ネットゼロエネルギーハウス)に沿った新築やリフォームを検討しているタイミングでの導入は、補助金が使えるなどのメリットがあるでしょう。
しかし、給湯器の入れ替えとなると、設置場所の検討が必要になってきますから、専門業者に見てもらって相談するのが一番です。

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