給湯暖房システムでは、エアコンや電熱式の床暖房などに比べて、光熱費が抑えられて暖かく過ごせるというイメージを持つ方が多いですね。給湯器が作りだした温水の熱を利用した暖房なのでじんわり優しい熱あたりが好評のようです。燃費が良いと評判のハイブリッド給湯器の暖房システムについて紹介しましょう。

■ハイブリッド給湯器の暖房システム

給湯器を使った暖房システムでは、給湯器で作り出したお湯で暖房しますから、パネルヒータ、ファンコンベクター、床暖房の利用で、大きな熱量を得ることができます。
電気のみの床暖やエアコンと比べて、しっかり温まり、燃費が良いと評判です。
ただし、給湯器で作り出したお湯が熱源ですから、あたたまるまで少し時間差が出ることがあるようですが、熱量が大きいので電気ヒーターよりもパワーがあると感じる場合が多いでしょう。
燃費が良いので、東北より北の地域では、運転を止めること無く、温度によって自動で制御される方式で利用していることが多くなっています。
利用時間が長い地域ほど、燃費の良さを実感できるという声が聞かれます。
リンナイの公式ページによれば、灯油暖房の場合とエコワンの暖房システムを利用した場合の年間燃料費比較は、エコワン182,900円に対して灯油暖房機217,200円という結果です。

■給湯器暖房『パネルヒータ×床暖房』

暖房機の熱源にガスを利用する場合、ガスストーブはガスを燃焼させた熱をそのまま放出して部屋を温めますが、給湯器暖房では、燃焼は給湯設備部分のみで行われ、配管を通って床暖房パネル、パネルヒータの中を循環して輻射熱で温める方式ですから、各部屋に火気を持ち込むこと無く暖房でき安全性が高いのも魅力です。
また、配管を床に近いところを通すことで、運転中に床暖ではない部分も暖かく感じることができます。
ガスのみで運転するときよりも、低価格の電気で沸かしたお湯の力をプラスすることでハイブリッドの場合は、さらにランニングコストが安くなると言うことです。

■我が家はハイブリッド給湯器で暖房可能？

燃費の良さと、暖房機の心地よさでハイブリッド給湯器に興味を持たれている方おおおいことでしょう。
ただし、ガスと電気の両方を使いますから、電気の契約の仕方によっては恩恵が受けにくい場合もあります。
住宅の設備の状況、エコワンの貯湯タンクの設置ができるかなど条件が整っている場合に、お得感を感じることができるでしょう。
まずは、専門業者に来てもらって、設置可能か、どれくらいランニングコストが下がるか、設置費用がどれくらいになるか、見積もりをお願いして検討するのが一番です。