電気温水器が故障かもしれないと思ったら?

蛇口をひねると何時でもお湯が使える便利さは、電気温水器のメリットですね。深夜に割安な電力でお湯を沸かしてためておくので、他の熱源にありがちな、予熱動作を気にせず使えます。そんな電気温水器ですが、急なトラブルが起こることも!故障かもしれないと思ったときの対処法についてお話しましょう。

■エラー表示を確認する

電気温水器は、正常運転ができていない時には、エラー表示が出ます。
リモコンパネルが点滅し、数字やアルファベットが表示され、不具合の種類をおしえてくれます。
日立BE-FS46DWDのエラー表示では…
・Er15 ふろ湯張りができない。⇒ 断水、止水栓が閉まっている。
・C23 ふろ湯張りができない。⇒ お風呂の栓抜け、フィルター目詰り。
・Er23 自動運転中に足し湯ができない。⇒ ふろ自動運転中に浴そうの排水栓を抜いた。
また、『Er**』のようにErの後ろに数字が出るもの、『C-05』は業者による点検整備が必要なサインです。

■電源を入り切りしてみる

この他、エラーコードが表示されない不調では…
・設定の変更ができない。 ⇒ チャイルドロック、浴室優先ボタンが押されている。
・湯張りできない、ぬるい。 ⇒ タンクのお湯が不足している。
・追い焚きできない。⇒ 浴槽の湯量が少ない。タンク湯温が60℃以下。
・お湯が熱い。⇒ 設定温度が高い。追い焚き中。
・お湯張りの量が少ない。⇒ 設定量が変更されている。
リモコンの設定が思っているものと違っていて、なんだかおかしいと感じる場面が多いようです。
家族の誰かが、リモコンを触ったか、停電などで設定が変わったか、電子基板の劣化で正しいコントロールができなくなっていることが予想されます。
リモコンの設定画面で、タンクの湯量、温度、お湯張りなどの設定を確かめて、修正しましょう。
とりあえず、電源を温水器ブレーカーで切り、1分位してからもう一度電源をいれ、はじめから設定し直しましょう。

(参考)日立 BE-FS46DWD 取扱説明書
http://kadenfan.hitachi.co.jp/manual/pdf/be-fs46dwd_a.pdf

■寿命が近づくとエラーが増える

電気温水器を使いはじめて7、8年を超える頃から、少しずつ、エラー表示が出たり、温度調整通りにつかえていない感じがしたりすることが増えてきます。
部品の中には、水質や使い方で劣化が早まる場合もあります。
使い勝手が悪い、エラーコードが表示される頻度が上がっていると感じるなら、点検を受けて、必要な整備を行うのが一番です。
駆けつけ型のサービスを行っている給湯器専門業者なら、機種の対応も広く、入れ替えの見積もりや機種の相談もしやすいでしょう。

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