電気温水器使い方~知っておきたいポイント

電気温水器は何時でもお湯が使えて便利そうだし、どうなのかしら?これから電気温水器を使ってみたいと思う方が、知っておくと良いと思う電気温水器の特徴を紹介しましょう。火気を使わず安全クリーンな電気温水器ですが、デメリットに感じることについても触れていきましょう。

■電気温水器に感じる不満にはどんなものが?

『シャワーの圧がイマイチ』
タンクに貯めたお湯を使う関係で、水道管から直接の圧と比べると圧が下がってしまいます。
強い水圧でじゃんじゃんシャワーを浴びたい場合には物足りないと感じる方もいるかもしれません。しかし、圧が強ければそれだけ時間あたりに流れる湯量が大きくなりますから、水道代が高くなりやすいです。

『お湯を大量に使ったあとタンク内温度が上がらない』
お客さんが来て、普段よりたくさんの人がお風呂に入った…など、タンクのお湯が一気に減るような使い方をすると、タンク内の温度があがらなくなり、「追い焚きができない」、「出湯温度そのものが低くなってしまう」、といったことがあります。

『炊き増しで電気代が高くなる』
電気温水器は、割安な深夜時間帯の電気で沸かすことで光熱費が安くできるのが魅力ですが、お湯を使うと給水され、タンクの下方には水が入ってきます。深夜に沸かしたお湯以上の量のお湯を使うとタンク内の温度は下がり、そのまま炊き増しせず使うとお湯がでない『湯切れ』になります。しかし、日中の炊きましの電気は高くつき、炊き増しが多いと電気だが高くなります。

『飲用に使わない方が良い』
貯湯タンクにお湯を貯める関係上、飲用に向かないと言われています。お湯に臭いを感じる場合もあります。常時、頻繁に入れ替えができているサイクルで使われていればタンク内の温度も高温ですし、影響が出ない場合もありますが、ぬるい状態で放置したあとは飲まない方が良いでしょう。

■電気温水器のメリットを引き出す使い方

・毎日タンクの1/3~1/2ずつが入れ替わる使い方をする。
・日中、一般契約の電力の時間には、炊き増しは最小限にする。
・太陽光発電など日中も安い電力が使える環境では最強。
また、電気温水器では、貯湯タンクに常時お湯を貯めている(一般的に370リットル~460リットルくらい)ので、災害時に排出バルブから水を取り出して、生活用水に流用できます。
からだを清潔に保ったり、トイレを流したりできる水が確保できます。

電気温水器の設置を検討しているなら、熱効率の良いエコキュートとの比較、設置スペースが少なくて済むガス給湯器、エコジョーズなどとの比較もしてみましょう。
専門業者の見積もりがあれば、より正確な判断ができます。

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