エコキュートの水抜きってどんな時に必要?

エコキュートは貯湯タンクに、沸かしたお湯を貯めて使う給湯器です。湯沸かしポットに白い汚れがたまることがありますが、水道水に含まれる塩素やミネラルが溜まることがエコキュートタンク内で起こることがあります。季節の変わり目に1度水抜きメンテナンスがおすすめです。

■エコキュートには水抜きが必要

取扱説明書にも3ヶ月に1度程度頻度で、タンクの水抜を一度抜いて入れ替えるメンテナンスが推奨されています。
エコキュートでは、沸かして熱くなったお湯はタンク上部に溜まり、使ったお湯の分だけ水道水が追加される仕組みになっています。
加湿器やでんポットを使う時に、中の水を捨てずに、水を追加するだけの使い方をしたら、ゴワゴワとした汚れがたまることが想像できますね。
エコキュートのタンク内でも沈殿物がたまることがあり、勢い良く水を抜いて、沈殿物ごと排出する『水抜き』が、お手入れとして必要です。
勢い良く水を流すので、もったいないと思う方もいるかもしれませんが、ある程度の勢いで流し続けることで効果が上がりますから、思い切って行うのがコツです。

■エコキュートの水抜き方法

・頻度:3ヶ月に1度、季節ごとに1度の間隔
・所要時間:5分程度
※各部分の図は、器具に貼ってあるステッカーや取扱説明書で確認しましょう。

① 配管部分のパネルを外す。
② 漏電遮断器をOFFにします。
③ 給水止水栓をしめて機器についている『逃がし弁』のレバーを上げる。
④ 水抜き栓を開放する。2分程度タンク内の水を排出します。
※機種によってレバー式コック、ネジ式バルブなど形が違います。よく確かめてください。
⑤ 水抜き栓を閉じ、給水止水栓をひらきます。タンクに水が溜まっていきます。
⑥ 『逃し弁』のレバーを下げます。
⑦ 漏電遮断器を入りにし、リモコンパネル点灯を確認します。
⑧ リモコンパネルの設定(時計、温度、メニュー指定など)をして運転を再開させます。

タンク内の温度が下がっていますから、お湯がだせるようになるまで少し時間がかかります。

■長期不在の場合には?

2週間までは、炊き上げ停止で対応できますが、長期の場合には、完全にお湯を抜いた方が良い場合もあります。
ヒートポンプ部分の水抜きも行ってください。
ただし、再び使用する時には、タンクに給水、沸き上げが必要ですから、お湯が使えるようになるまで数時間かかります。
ヒートポンプ部分を含め、エア抜きが悪く炊き上げ不良にならないように注意しましょう。
もしも、うまくいかない、調子がおかしいなど不安な場合には、駆けつけ型サービスの専門業者にみてもらいましょう。

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