エコキュートが故障したかな?と思ったら

エコキュートでは、貯湯タンクにお湯を貯めて、いつでもすぐにお湯が使え、熱効率も良いというのがメリットです。しかし、ある日突然調子が悪くなり、故障かな?と不安になることがあります。そんなエコキュートの故障かも…というときの対処法をまとめてみます。

■お湯切れをチェックし、リセットする

一番多い故障かも?という事態は…
・お湯が出ない
・水しか出なくなった
貯湯タンクを利用しているエコキュートや電気温水器は、タンクの中でお湯の層は上にたまり、水の層は下にたまってタンク内に分離しています。
この境目が上昇して、お湯を使い切った状態が『お湯切れ』です。
お湯切れしていない場合には、基盤の異常などが考えられますから、いったんスイッチを切る、またはブレーカーを落として、リセットしてからスイッチを入れ直します。
基盤がリセットされて運転が正常になる場合には、様子を見ても良いでしょう。
ただし、エコキュートの寿命は10年~15年と言われていますし、不具合が多い場合には入れ替え時期に来ている事を覚悟したほうが良いかもしれません。

■それ以外のこんなトラブルは?

『お湯の温度が不安定』
シャワーのサーモスタット(温度調節装置)が壊れてしまったのかも。部品交換か修理が必要でしょう。

『足し湯をしても水しか出ない』
基盤が劣化して正常に働かなくなった可能性があります。部品交換や修理が必要でしょう。

『湯張りが止まらずあふれてしまう』
水位センサーは、浴槽循環口にあります。ここの目詰まりや汚れで誤作動することがあります。
掃除しても良くならなければ、故障の可能性が高いです。

『熱交換器のエラーコードが出る』
配管のサビや不純物が熱交換器にたまり、不具合を起こすことがあります。自分で対応できるストレーナーの掃除などをマメにして状態をチェックしておきましょう。熱交換器が異常を起こしている場合には、業者に点検・修理を依頼しましょう。

『ポタポタ水がたれる』
『ヒートポンプユニットから水』
水が漏れているのかと不安になりますが、沸き上げ中はタンク内の膨張したお湯を排出していることがあり、これは故障ではありません。
また、ヒートポンプユニットからの水は、温度差による結露のための場合があり、正常です。

エラー表示が出ている場合には、説明書に従って処置をしてみましょう。
説明書の処置で改善しない場合には、専門業者を呼んで早く対応しましょう。
何日もお湯が使えないのは不便なものです。
駆けつけ修理が自慢のフットワークの軽い業者に連絡してみましょう。

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