停電になったら?エコキュートの扱いをおさらい

エコキュートは高効率で、給湯費用を安くできます。でも停電になった場合には給湯機能がストップ、保温もできなくなるのではと心配です。貯湯タンクに残ったお湯も気になります。停電時のエコキュートについて紹介しましょう。

 

■タンクのお湯は取り出せる?

エコキュートは、夜中にお湯を沸かして貯湯タンクの中に貯めています。
停電になった直後の貯湯タンクの中には、設定温度にあったお湯が入っています。
タンクの保温能力は、通電が無くてもかなり高いので、停電になってからでも、しばらくは温度を保つことができます。
新しい機種では、停電時急な温度変化を避ける機能がついているものもありますが、給湯がとまり、水しか出せない場合があります。
タンク中の熱湯に水を混ぜて設定温度にする装置は、電気で動かしていますから、停電のときは温度調節や沸きまし、お湯張りが出来ません。
機種によっては、停電時は、タンクから給湯せず、水しか出ない設計になっている場合もあります。
非常時には、タンクの水抜き栓から、バケツなどに受けて利用する事ができます。
熱いお湯が出る場合があるので、注意が必要です。

 

■停電から復旧させる時

停電の後は、リモコンの時計が狂っていなければそのまま使える事がほとんどです。
時計が狂っている時は、時刻設定を直しましょう。
時計のずれで設定通りに行われないと、高い電力を使う時間帯に沸き上げが始まり、電気料金が高くなってしまう事があります。
日常的に経験する、数分~20分程度の停電なら、時計のズレ直し程度で通常の使い方ができる場合が多いでしょう。
新しい機種では、お湯張りの途中で停電になっても、復旧次第再開される事もあるようです。
ただ、落雷など過電流が原因で、停電が起こった場合には、ブレーカーが落ちている事があります。
他の回路が通電しているのに、エコキュートのリモコン表示が出ない場合には、ブレーカーを確認してみましょう。

 

■停電復帰がうまくできない

過電流では、ブレーカーをあげるだけで復旧できる場合もありますが、基盤が影響を受けている場合には、基盤の交換が必要になります。
停電からうまく復帰できない場合には、どこかにダメージを受けている可能性がありますから、専門業者に点検してもらうのが安心です。
給湯器の専門業者で、出張料無料なら、気軽にお願いすることができます。
取扱説明書に掲載されているメーカー窓口を通しても、数千円ほどの出張料が掛かるものです。
安心して任せられる、住んでいるエリアで実績がある、点検・見積もり無料の業者にお願いしてみましょう。

 

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