エコキュートのおすすめポイントは?

高効率で、低価格の電力を使ってお湯を沸かすエコキュートは、ランニングコストが安くでき、一般的な給湯器よりもお得になると評判です。エコキュートのおすすめポイントについてお話しましょう。

■ランニングコストがダントツに安い

エコキュートは、ヒートポンプという仕組みを使って大気中にある熱を取り出して利用しますから、投入した電力量の3倍の働きをさせることができます。
東京電力の電力供給範囲で、スマートライフプランを利用した際のシミュレーションによると、年間の給湯にかかる電気代は22,800円です。
これに対して従来型の電気温水は103,900円、石油給湯器37,700円、都市ガス使用のガス給湯器64,100円としています。

(参考)Panasonic 公式サイト
http://sumai.panasonic.jp/hp/2point/2_3.html

スマートライフプランは、夜間蓄熱式向けのプランです。
1kWhあたりの電力量料金単価(税込)が、深夜1時から早朝6時まで17.46円、それ以外の時間帯は、25.33円で利用でき、割安になっています。
日中の追い炊きが多いと、割高な電力を使うことになるので注意が必要です。
ただし、太陽光パネルを設置するなど、日中の電力を発電しているなら、電力会社に支払う金額は、シミュレーションよりもさらに安くなります。

■災害時にタンクのお湯が利用できる

エコキュートでは、一般家庭の場合370リットル~460リットル程度の貯湯タンクを持っています。
大きなタンクで低価格電力を使って沸かしたお湯をためて利用し、使った分だけ給水されて行く仕組みで、常に一定以上のお湯がタンクに入っているのが特徴です。
災害時に断水が起こった場合にも、タンクにいつも水をためて使っているので、いきなり全く水が使えなくなるということがなく、自然と備えになっているといえます。
タンクには非常用取水栓が標準装備されているので、タンクから排水させることもできます。

■CO²排出量が少ない再生可能エネルギー

ヒートポンプという仕組みは、大気中にある熱を利用する仕組みで、再生可能エネルギーです。
地球温暖化では、CO²排出量が問題になっていますが、エコキュートなら、化石燃料の使用を最小限に抑え、CO²排出量削減に役立てることができます。
使用燃料を減らしてランニングコストを下げるとは、お財布にやさしいだけでなく、限られた資源を有効に使うという点からも大きなメリットがあります。

ただ、エコキュートでは機器が高価だということと、電源工事、タンクの設置に基礎工事が必要になるケースがあり、導入費用が高額になることがあります。
エコキュートを使ってみたいと思う場合には、信頼できる業者に、見積もりを出してもらって検討しましょう。

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