エコキュートの寿命はどれくらい?

高い熱効率で注目を集めているエコキュートですが、寿命はどれくらいなのでしょう?本体価格・設置費用が一般的な電気温水器と比べて高いですし、どれくらい使い続けられるのか気になるところですね。エコキュートの寿命についてお話しましょう。

■エコキュートの寿命は?

エコキュートは、ヒートポンプの技術を使っての高い熱効率が特徴です。
370リットルから460リットル程度の貯湯タンクを持ち、沸かしたお湯を貯めて利用するので、ガスや灯油の給湯器にありがちな温度ムラや、立ち上がりの遅さがなく、利便性に優れています。
印象が似ている電気温水器では、寿命が15年~20年と言われていますが、エコキュートの場合には、熱源装置・ヒートポンプ部分が10年ほどでスムーズに動作しなくなることが予想されます。
直接バーナーであぶるガスや灯油と比べると、熱源の部品の劣化はしにくいですが、10年~15年なのではないでしょうか。
定期的にメンテナンスを受け、基盤などの交換を受けられるうちは良いのですが、ヒートポンプ部分のコンプレッサー、熱交換器の修理は難しく、こうしたパーツが寿命を迎えるタイミングで入れ替えとなるでしょう。

■エコキュートのメリット・デメリットは?

熱効率が優れていますし、オール電化で夜間の電力を安く使える契約をしている場合や、太陽光パネルを設置している場合には、電気エネルギーを積極的に利用したほうが良いです。
ただし、導入コストで言うと、本体価格が他の給湯設備よりも高価ですし、設置工事費がかかるケースもあるので、初期費用が高めです。
とはいっても、2002年の登場から15年が経ち、手頃な価格で提供されているケースもあるので、情報を集めて使い勝手が自分の家にあっているかをチェックして導入を考えると良いですね。
貯湯タンクに常にお湯を貯めているので、断水をしのげる面がある一方、タンクそのものが大きく、耐震施工が必須なわずらわしさも持っています。
新規導入の場合には、設置基準がクリアできるかについて、業者に相談する必要があります。

■給湯器選びで迷ったときには…

「10年は使えそうだし、熱効率が高くて良さそうだけれど、実際、我が家に導入したらどんな感じなんだろう…。」
カタログやメーカーの公式サイトで、ある程度調べることはできますが、見積もりを取って見なければ実際の費用もわかりませんし、詳しい節約度を知ることもできません。
そろそろ給湯器の入れ替えが必要だと感じたら、お湯がでなくなってしまう前に、専門業者に問い合わせしてみることをおすすめします。

 

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