電気温水器の耐用年数について

電気温水器は立ち上がりを気にすること無くお湯が使えるので、ちょこちょことお湯を使いたい人にとって便利ですね。さて、この電気温水器の耐用年数はどれくらいなのでしょうか?
寿命が長ければ導入コストが少し高くても1年あたりの費用が安く済みます。電気温水器の耐用年数についてお話しましょう。

■電気温水器の耐用年数は15年~20年

ガスや灯油の給湯器では、入れ替え時が8年~10年を目安にしていることを考えると、電気温水器は耐用年数が長いですね。
しかし、何のトラブルも無く20年使い続けると言うことはほとんど無く、適切なメンテナンス、部品の交換などをしていけば、貯湯タンク、加熱システムを長く使い続けることができるということです。
電源スイッチをこまめに切るのは、消費電力の節約になりそうですが、冷めたお湯を再加熱する回数、時間が増えることになりますし、電気温水器の耐用年数を縮めることになります。
また、追い焚き装置が入浴剤で寿命が縮むということもあります。
硫黄などが多く含まれているものや、発泡タイプ、白く濁る入浴剤を使うと、追い焚き配管のなかにたまって、腐食をすすめることがあるからです。
耐用年数の15年~20年、安定して使うためには、取扱説明書の注意書きを守った使い方を、普段から気をつけておくことと、点検やメンテナンスを怠らないことです。

■10年を越えて調子が悪い場合…

一般的な寿命が15年~20年というなら、10年目の不具合にどう対処したら良いのでしょう?
部品交換で済めば、ヒーター部の交換など、数万程度で寿命をのばせるかもしれません。
けれども、うまい具合に25万円くらいで新品が手に入るなら、もともとの寿命まで耐用年数が仕切り直しになり、修理代をかけずに済みます。
修理代をかけ、数年寿命を延ばすか、入れ替えるか迷うところです。
しかも、エコキュートに入れ替えたら、電力消費が抑えられる…なんて考え始めると、眠れなくなってしまいますね。

■電気温水器の耐用年数をどう考えるか

決定的な劣化としては…
・タンクが腐食して水漏れしている。
・頻繁にエラーが出る、お湯が沸いていないことが増えた。
・入れ替え費用が高額になるヒーターなどの故障。
たとえ、15年使っていなくても、こんな状態が気になるときには、買い替えを検討するレベルです。
新品になれば、劣化が心配な部品が、全て新規更新できるので、安心感があります。
ただ、ケースごとに事情は違うものですし、納得して対処方法を選べて、信頼できる業者に相談してベストな選択をしましょう。

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