電気温水器の水抜きが必要な時

電気温水器は貯湯タンクにお湯をため、低料金の電力を使って沸かすことでリーズナブルに給湯できるのが魅力です。タンクや配管の水抜きが必要なのはどんな時でしょう?電気温水器の水抜きについてお話しましょう。

■電気温水器の水抜きについて

・1か月以上留守にする場合
・年に2~3回、貯湯タンクの掃除
・その他メンテナンスで必要な場合

電気温水器は、貯湯タンクに水をためて深夜電力で沸かす方式をとっています。
災害時に、ためておいたお湯や水を使うことができ、「断水とともに、一切水が使えなくなる」ということがありません。
ただ、常時使っているときには、使った分だけ水が自然に追加されるので、水の入れ替えがある程度行われるのですが、長期不在になるときには、タンクに水をためっぱなしになるので、水を抜いておいた方が良い場合があります。
一度高温に焚き上げるので、2週間程度までなら、衛生面で心配する必要はありませんが、飲料用には控えた方が良いとされています。
タンク内の水の入れ替えが行われないまま1か月以上放置すると、水垢などの汚れがたまるのが心配ですし、保温に電力がつかわれるのがもったいないということもあります。
年に2~3回はタンクの水を抜いてメンテナンスすることがすすめられていますから、長期不在の時には、水を抜いたほうが良いでしょう。

■水抜きの方法

エコキュート方式のPanasonicのXHE-J37HQESの取扱説明書を見ると、タンクの水を抜くときには、風呂の水を抜き、追い炊きボタンを押し、循環ガマの中にたまった水を排出させてから、貯湯ユニットの排水を行います。
配線用しゃ断器(ブレーカー)と漏電しゃ断器を「切」にします。
混合水栓のお湯と水、どちらも開き、ぬるめのお湯が出るようにした状態でしばらく出しっぱなしにし、タンク内を水だけの状態にします。
お湯が出なくなったら、水側の水栓をしめ、 給水元栓を閉じます。
逃し弁レバーを上げ、 排水栓を開き、排水配管から、水が流れ出なくなったことを確認します。
約 80 分かかって排出されますが、完全に排水するため約 1 時間様子をみてからお湯側の混合水栓を閉じます。
貯湯ユニット、ヒートポンプユニットの水抜きも行います。

■冬季間の凍結防止について

長期間使わないときには、タンクの水抜きをしてブレーカーも落とすしておきますが、2週間くらいまでなら、電源を入れておき、自動で凍結防止のためお湯が循環される機能を生かしておいた方が良いでしょう。
貯湯タンクのお湯・水をすべて抜いた後は、再びお湯を使い始められるまでに、数時間かかります。
使っている電気温水器の取り扱い説明書を見て対処しましょう。

関連記事

アーカイブ

ページ上部へ戻る