電気温器で入浴剤を使うときに気をつけたいこと

一日の疲れを癒すには、お風呂が一番ですね。お気に入りの入浴剤を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。しかし、成分によって温水器を傷めてしまうことも…。気をつけた方が良いことについてお話しましょう。

 

■電気温水器と入浴剤の相性

三菱電気温水器の公式ページには…
“花王のバブシリーズは使用できます。但し、白濁タイプ(バブミルキー、バプチーノなど)はご使用になれません。”
…という記述があります。
入浴剤の成分によっては、成分が沈殿して配管内にたまったり、フィルターを目詰りさせたり、配管の腐食を起こしたりする事があるからです。
使用を避けた方が良いものとしては…
“・炭酸ガスを含むもの(発泡させるもの)
・硫黄成分を含むもの
・塩化ナトリウムを含むもの
・炭酸カルシウムを含むもの(濁り湯状にさせるもの)
・薬草やゆずなどの固形成分が含まれるもの“
日立、コロナ、ダイキンの注意書きにも、
“硫黄、酸、アルカリを含んだ入浴剤は使用しないでください”と書かれています。
保温機能の追い焚きが働いて、配管の中に入浴剤の成分が入ると、沈殿や腐食などの影響が出ることがあります。
また、配管の中に不純物が残ることで、湯垢が溜まりやすく、臭いがでやすい環境を作りやすくなります。
(参考)三菱電機『入浴剤は使用できますか
http://faq01.mitsubishielectric.co.jp/faq/show/3103?category_id=294

 

■安心して使える入浴剤とは?

いくつかのメーカーサイトを確認したところ…
・バブ
・バスクリン
・バスロマン
(いずれも白濁しないタイプのもの)
バスソルトや、温泉系の湯の花などは、避けた方が良いでしょう。
電気温水器の保温や追い焚きをする時の仕組みは、湯船のお湯を引き込んで熱交換器を介して貯湯タンク内の熱を伝えて温めて、湯船に戻しています。
入浴剤が入ったお湯が、貯湯タンク内のお湯に直接触れる事はありませんが、配管内を循環するときに中に成分がたまって、影響を受ける可能性があるのです。
入浴剤を使ったときに、保温、追い焚きをしないほうが、給湯器の配管を傷めるリスクを減らせます。

 

■追い焚き機能の調子が悪いとき…

・追い焚きでモロモロとゴミがでる
・追い焚きするとエラーがでる
・お湯がドブ臭い
追い焚き機能の調子が悪いと感じたら、専門業者の点検を受けてみましょう。
入浴剤を良く使う場合には、その影響で、追い焚きの配管の寿命を縮めているかもしれません。
汚れの沈殿やパーツの劣化がある場合、交換など適切な対処で調子が良くなる場合も多いものです。
すぐに対応してくれる駆けつけ型の業者なら、思い立ったときにパッと解決できて助かりますね。

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