エコキュートのメリット・デメリットは?

電気の持つ熱量の3倍もの熱量を発揮できるエコキュートは、とってもエコな給湯器ですね。貯湯して使うので、電気料金が安い時間帯に沸き上げて利用すると、ランニングコストが激安です。そんな、エコキュートのメリット・デメリットを紹介しましょう。

■◎エコキュートの魅力はランニングコスト

Panasonicの公式サイトによれば、東京電力エナジーパートナーエリアで利用した場合の年間の給湯にかかる電気代は、22,800円。
電気温水器の場合、103,900円、石油給湯器37,700円、都市ガス使用のガス給湯器で64,100円としています。
時間帯割引の電気料金は、一般の料金の1/2になるケースも珍しくありませんから、料金の安さと空気から取り出した熱のおかげで給湯にかかる燃料費を抑えられます。

(参考)Panasonic
http://sumai.panasonic.jp/hp/2point/2_3.html

■◎扱いがシンプルですぐにお湯が使える

電気で沸かすから火気の心配もありませんし、おまかせで運転させておけば、蛇口をひねればお湯が出るというシンプルで便利この上ない使い心地です。
リモコンパネルで好みの設定に変更できますから、留守になる時に日中の炊き増しをしない設定にするなど調整も可能です。

■△機器代金と設置費用がちょっと高い

エコキュートはヒートポンプユニットと貯湯タンクで構成されています。
ヒートポンプユニットは、室外機のようなイメージですが、貯湯タンクは400リットル前後のお湯を蓄えられるものを使い、冷蔵庫のようなサイズ感です。
特に、貯湯ユニットの設置には、基礎工事を伴ったアンカー止めが必要ですから、設置条件によっては、基礎工事が必要になり、配管をつなげるだけで済みません。
設置費用と機器代金をあわせて50万円前後の費用が見込まれます。
一般のガス給湯器の倍くらいしますね。

■◎△貯湯タンク式であること

◎安い電力で沸かして貯めているから給湯費用が安い。
◎災害、断水で役立つ。
△お湯切れ、炊き増しの電気代が高いのがイヤ。
△使い方によっては衛生面に不安が残る。

エコキュートの弱点は、一度お湯切れさせると4~5時間温度が上がらず、給湯できません。
お客様が来てお風呂を使う人数が多くなる時には、炊き増しを使いながら対応しなければなりません。
また、タンク内を清潔に保つために3ヶ月に1度程度、勢い良く排水させるメンテナンスが必要です。

優秀な面の多いエコキュートですが、利用条件によってはガス利用のエコジョーズの方があっているケースも出てきそうですね。
使用状況、設置条件など、専門業者に見積もりを出してもらって検討すると確実ですね。

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