ガス+電気でお湯を沸かすハイブリッド給湯器とは?

エコや省エネの給湯器は、地球にもお財布にも優しいので使ってみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。高効率な給湯器としては、ガスのエコジョーズ、電気のエコキュートが有名ですが、いいとこ取りのガス+電気のハイブリッド機種についてお話しましょう。

■ガス+電気でそれぞれのデメリットをカバー

従来のエコジョーズは排熱の二次利用で熱効率を高め、エコキュートは大気中の熱を利用してより少ない電力でお湯を沸かして光熱費の節約に役立ってきました。
しかし、それぞれにこんなデメリットがあったのです。

<エコジョーズデメリット>
都市ガスではまずまずの低料金を維持できますが、LPガスの場合はちょっと割高になります。
お得な電力単価の電気を使ってお湯を沸かすエコジョーズに、光熱費の面ではかなわない。

<エコキュートデメリット>
給湯タンクを使って沸かすので、湯切れのリスクがあります。しかし、通常料金の電力は倍くらいするので、追い焚きを行った場合は光熱費が高くなりやすい。給湯タンクの設置でスペースを取る。

そこで、デメリットを打ち消し合うようハイブリッドでは…
・お得な電力が使える時間帯にまとめて沸かす。⇒ガスだけより燃料費が安い。
・時間外の追い焚きはガスで沸かす。⇒電気追い焚きより安い燃料費になる。
・気軽に追い焚きできるからタンクは小さめサイズで十分。⇒省スペース。

■ハイブリッド機種の凄さはランニングコスト

電気とガスの高効率システムをいいとこ取りしていますから、どの給湯器よりもランニングコストが安くなるのが魅力です。
ハイブリッド給湯器を販売しているリンナイの公式サイトによると…
・灯油と比較⇒28%削減、年間33,900円お得。
・電気と比較⇒17%削減、年間17,600円お得。
・エコキュートと比較⇒11%削減、年間11,200円お得。
燃料費ではダントツトップのお得度を誇っています。

(参考)リンナイ公式サイト
http://rinnai.jp/products/waterheater/hybrid/honshu/cost

■ネックは導入設置費用の高さ…

燃料を抑えることができますが、設置導入費用がエコキュートとくらべて同等から1.5倍くらいになるのがネックになります。
お住いの地域で助成金が使える場合には良いのですが、普通に購入設置すると、設置導入費用が高くなってしまいます。
大家族で、お湯を使う量がとても多く、「エコキュートでは湯切れが心配…」という場合にはメリットが大きいでしょう。
都市ガス、LPガスでも価格は変わってきますし、電力契約を時間帯割引できる環境も必要です。
自宅に導入可能なのか、どれくらいメリットが出るかは、専門業者の見積もりを取って、相談してみると良いでしょう。

関連記事

アーカイブ

ページ上部へ戻る