給湯器の警告音がなるのはどんな時?

給湯器はいつでも蛇口をひねるだけでお湯を出してくれて、毎日の生活に欠かせない機器ですね。最近の機種は、警告音で間違った操作を防止したり、故障・危険を知らせてくれ、より安全に使える工夫がされています。警告音が鳴るのはどんな時か、なった時の対処法などについてお話しましょう。

 

●リモコンパネルの操作やエラーで出る音

・ピロリン、ポロロン⇨電源のON・OFF
・ピッ、ポンなどの短い音⇨リモコンの操作音
・ピー、ファラララなど⇨エラーを知らせる警告音
ちなみに、お風呂が沸いた時の音は、「音楽+アナウンス⇨お風呂が沸きました」で、ノーリツは〝人形の夢と目覚め〝、リンナイは〝パッフェルベルのカノン〝です。
エラーが起きた場合には、通常の運転ができている時とは、明らかに違う音が鳴るので要注意です。
ノーリツの場合、エラーコードが表示される時にはファララララと半音階で下降する、いかにも残念な警報音が鳴ります。
YouTubeでも、なんとも不気味な音として紹介されるほどです。
いつも聞かないこうしたエラーを知らせる音が鳴ったら、温度表示される液晶部分に、英字や数字3桁のエラーコードが出ているはずです。
この表示から、エラーの種類が予想できますから、取り扱い説明書に従って対処しましょう。
リンナイのように、機種によっては警報音無しで、エラーコードのみ表示されるエラーもありますから、注意してください。

 

●警報音が鳴ってエラーコードが出たら?

・111、112、113⇨点火不良
・121、122、123⇨途中失火
点火不良の場合には、運転スイッチを切り、ガスの元栓が開いているか、安全装置が働いてガス遮断が起こっていないかチェックしましょう。
LPガスの場合には、タンクの残量が少ない場合があります。
燃料に異常がない場合には、しばらくしてスイッチを入れ直すと復旧する場合があります。
点火不良では、激しい雨のあと、点火装置部分が水濡れして点火不良を起こすことがあります。
・710、901、991、993:燃焼異常⇨専門業者の点検が必要です
・730:電装基盤設定異常⇨プラグの抜き差しをして復旧しなければ専門業者の点検を受ける

 

●エラーを起こしたら点検しておくのが安心

給湯器の警告音が鳴ってエラーコードが出る場合、電源の入り切りや、プラグの抜き差しで復旧することも多いものです。
旧排気口に枯れ草が詰まっていた、強風が吹き込んでいたなど、原因がはっきりしていないエラーは、パーツのどこかに寿命が来ていることが予想されます。
放置していると次第にエラーが頻発し、最初に原因を作っていた部品以外にも傷みが進んで行きます。
安全にも関わりますから、燃料、吸排気の状態確認、電源の入り切りをしてもエラーが起こるときには、専門業者の点検を受けましょう。
ネット予約で、無料点検が依頼できる業者なら、ラクですね。

 

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