給湯器の不具合は電源プラグの抜き差しが良いってホント?

「エラーコードが出て表示パネルが点滅した」、「電源ボタンを押しても反応がなくなってしまった」…そんなときは、ちょっと焦ってしまいますね。調子の悪いときに、とりあえず電源プラグの抜き差しが良いと言いますが、なぜなのでしょう?電源プラグの抜き差しの効果についてお話しましょう。

■コンセントリセットのしくみ

給湯器の調子がおかしいときに、電源プラグを抜き差しして、回路をリセットさせる方法はコンセントリセットと呼ばれ、ポピュラーな方法です。
給湯器は熱源がガスや灯油のものでも、電子制御で運転をコントロールしています。
燃料を機器に送り込む量を決めているのも、水道から送り込む水量を決めているのも電磁弁と呼ばれる電気的な操作で行われるパーツが使われ、電子回路によって制御されています。
雷などの過電流や、経年劣化による短絡で、回路を守るために内部のブレーカーが働くことがあります。
リモコンパネルの電源ボタンではリセットしませんが、コンセントを抜いてしばらく放置することで、内部のブレーカーが復帰します。
また、回路のエラーが起こった場合にも、こうしたコンセントリセットで、復旧できることが多いのです。

■エラーが繰り返されている

調子が悪くなったときのコンセントリセットで復旧を繰り返しているうちに、頻度が多くなってくるケースがあります。
・内部で水が染み出すトラブルが起こっている
・回路の基盤が劣化している
こうした原因が、回路のトラブルを増加させます。
繰り返しエラーが起こる場合には、業者の点検を受けて、原因を改善(修理)するか、新しい機器に交換するかを検討したほうが良いでしょう。
水の染み出しや、水漏れは、水圧や配管の太さなどにも左右され、メーカー指定の水圧や配管を守り、水流がスムーズになる設計ができていないと起こりやすいトラブルです。

■点検は専門技術の確かな業者に依頼!

調子が悪いときに、コンセントリセットは試しておきたい方法ですが、寿命のサインになっているケースもあります。
施工工事の仕方によって、トラブル頻度を下げたり、寿命が伸びたりすることもあります。
・エラーが出やすくなった
・温度が不安定
・急にお湯がでなくなる
・給湯器の調子がなんだか悪い
こうしたことが続く場合には、コンセントリセットだけでは、本質的な対処ができません。
確かな技術をもった専門業者に点検依頼をしましょう。
駆けつけ型で、無料点検をしてくれる業者ならお願いしやすいですね。

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