給湯器の自分でできる点検方法は?不具合のサインとは?

ガス給湯器は、実際にガスを機器内で燃焼させてお湯を沸かします。このため、ガスを安全に使うための配慮や換気に気を配る必要があります。安全装置によって、不完全燃焼などの心配は随分減りましたが、自分でできる点検方法や不具合のサインについてお話しましょう。

■安全確保のためにできること

<給排気をスムーズに>
数年ほど使っていると、ホコリが目詰まりを起こさせることがあります。
屋外設置の機器では、台風の後に枯れ葉や、ゴミが吹き付けて張り付いてしまうこともあります。
吸排気口まわりの空気が、スムーズに流れるようにチェックしましょう。

<可燃物や壁からの距離>
給湯器の近くにダンボールを積んでいたり、ベランダのよしずが倒れてきたりしないようにしましょう。
壁や周囲のスペースをどれだけあけるか、基準を守って設置されていますから、勝手に囲ったりしてはいけません。

<変色や水漏れはないか>
燃焼に異常があると、吸排気口のあたりに“すす汚れ”がついたり、塗装の変色が見られたりすることがあります。
また、配管に巻きつけている資材の変色は水漏れのサインかもしれません。

<運転音はいつもと変わらないか>
いつもよりうなるような音が気になる、ボコンボコンとなる、運転に異常が起こるなど、普段と違う音がなることがあります。

<ガス栓・水栓・電源>
安全装置が作動してガスが止まることがありますし、電源ブレーカーが切れていることもあります。
お湯が出ないときに、元栓、電源ブレーカーをチェックしましょう。
出湯の水圧が弱い場合、ストレーナーの掃除が必要なこともあります。

■不具合のサインに気づいたら?

・吸排気口の掃除
・給湯器まわりの掃除・整理
・元栓、ブレーカーの復旧
・ストレーナーの掃除
ガス給湯器は、専門家以外が分解掃除などをするのは危険ですし、やってはいけません。
上記にあげた日常的なメンテンナンスは、時々チェックし、給湯器がスムーズに作動できるようにしましょう。
それ以外の不具合のサインを見つけた場合には、専門業者に連絡して、早いうちに対処することが大切です。

■点検の料金が心配ですが…

専門家に点検してもらうのが一番と言うのはわかっていますが、出張料だけで何千円もかかるという話も聞きますし、結局、買い換えのセールスをされて出張料も取られたら嫌だな…なんて少し心配ですね。
そんな時には、駆けつけ型のサービスを提供、点検無料というところにお願いするのがいちばんです。

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