エアコンの熱交換器はお掃除できる?

エアコンの心臓部とも言える『熱交換器』。長年使っているうちにホコリがたまって調子が落ちてくることがあります。お掃除機能付きの機種では、外装を外さなくても汚れ落としができますが、ない場合には、市販のお掃除グッズを使うか、クリーニング業者に依頼してキレイにしておくと電気代がお得になります。お掃除方法を紹介しましょう。

■スプレー式洗剤でセルフケアする方法

<使うもの>
・掃除機
・養生用シート、マスキングテープ
・エアコン洗剤
・スプレーガン、園芸用の容量大きめのスプレー
・ぞうきん

<手順>
① コンセントを抜くか、エアコンのブレーカーを落とします。
② 掃除機で周りのホコリを吸い取る。外装カバーをはずします。
③ 養生シートをかぶせる。専用品ならゴムがついていて装着が簡単。天井部分はマスキングテープで天井に止めて落ちてこないようにする。
④ 熱交換器のホコリを掃除機で吸い取る。
⑤ エアコン洗剤を指示に従ってうすめ、スプレーを使って吹き付ける。
*プロ仕様の洗剤では、リンス液が必要な場合があります。説明書に従って使いましょう。
⑥ 水でのすすぎが必要な場合には、スプレーに水を入れて吹き付けるか、スチームクリーナーや高圧洗浄機を利用して、洗剤分を洗い流します。
*汚水は、排水ドレーンを通って排出されます。ドレーンが抜けていたり、詰まったりしていないか確認しながら作業しましょう。
⑦ 拭き上げて養生を外し、カバーを取り付けます。

■臭いや熱交換器の不具合が気になる…

エアコンは使っているうちに冷えが悪い感じがする、電気代が以前よりかかるような気がする…といったことが起きてきます。
熱交換器のホコリや汚れが原因になっていることが多いものです。
定期的に掃除できると臭いを防いだり、節電効果を保ったりできますが、プロ並の洗浄をする場合には、養生が必要だったり、容量の大きなスプレーが必要になり手間がかかります。
カバーを外すのも、機械が苦手な人に取っては怖いかもしれません。
また、ホコリをこまめに掃除機で吸い取りながら作業しないと、ドレーンをつまらせてしまうこともあり、注意が必要です。

■熱交換器に不調を感じたら?

数年以上使っている場合には、入れ替えが早いかもしれません。
業者にクリーニングを依頼した場合には、1万円前後~2万円程度かかりますし、メーカー修理を依頼した場合、出張費用+部品代+工賃となり、数万円の出費になることもあります。
待ったなしの猛暑時期にエアコンの熱交換器が不調になってしまった場合は、新しいものへの交換をサクッと行ってくれる業者いたらお願いしたほうが快適なのではないでしょうか。

 

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