エアコンの寿命は?賃貸で入れ替え交渉

一般的な電化製品の寿命は10年未満が平均的な数字で、コンディションによっては5~6年というケースもあります。賃貸では、カビ臭い古ぼけたエアコンに当たってしまうこともあるでしょう。そんな時、どのように交渉したら良いかお話しましょう。

■物件内見時にエアコンをチェック

賃貸住宅は、内見して契約という流れが多いと思いますから、次のポイントを見ておきましょう。
・エアコンの効き具合
・臭い
・エアコンの型式、経過年数
あくまでも“お願い”といった形でですが、電源を入れて運転してみたほうが交渉しやすくなります。
入居契約の前であれば、エアコンの取替えや、掃除など、引越し前に応じてもらえる確率が高まります。
入居前に状況を確かめて、交渉に生かしましょう。
業者によるクリーニングを入れてもらうことが出来れば、エアコンの効きも良くなりますし、臭いに悩まされることもなくなります。
型式が10年以上経過しているなら、入れ替えをお願いしても良いでしょう。
ちなみに一般的なエアコンの法定耐用年数(減価償却の目安になる年数)は6年ですから、6年を超えていれば大家さんも入れ替えやすいのではないでしょうか。

■入居後に不具合や臭いが気になった場合

泡状に噴霧できる洗剤が販売されていますが、賃貸の場合、勝手に手を加えて不具合が起こった場合、修理費用を持たなければならないでしょう。
まずは、大家さんに臭いがして困っていることを相談し、業者クリーニングを入れてもらえるように頼んでみましょう。
また、季節外れの時期には安く手に入る場合もあり、じわじわ不具合を訴えてシーズンオフのタイミングで新品交換という交渉の仕方もあります。
部屋の広さに見合った機種がついていないのに、石油ストーブ禁止の物件だった場合には、交渉の材料にできそうですね。
オトクな業者の情報を大家さんに提示して、お願いすると案外応じてくれるかもしれません。

■どうしても今のエアコンに耐えられない

何度お願いしても、新品交換に応じてもらえない場合、自費で交換する代わりに退去時に買い取りしてもらう方法を提案してみましょう。
さすがに物件の備品として交換することを渋っている大家さんでも、自費取り付けで、減価償却相当の金額で譲ってくれるなら応じてくれる場合が多いでしょう。
どの程度の機種を、どんな工事で取り付けるか、あらかじめ大家さんに了解をとっておくとトラブルが防げます。約束の内容を書面に残しておきましょう。
管理会社が入っている場合には、間に入ってもらうと、設備を新しくする方向で後押しを受けられることが多いです。(設備が新しい方が客付けしやすいため)

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