給湯器の汚れはこうして落とす!大掃除のヒント

給湯器の不満で多いのは、沸かし直しのお風呂の汚れではないでしょうか。長年使っていると、スライムのような膜状の汚れや、つぶつぶと黒いすすのような汚れが気になってきます。給湯器の汚れ落としについてお話しましょう。

 

■入浴剤の入ったお湯の沸かし直しは要注意

入浴剤の成分には配管の中に沈殿してしまうものや、金属を劣化させてしまうものがあります。
そうした入浴剤が入ったお湯を追い焚きしていると、配管の寿命を縮めることになります。
入浴剤の使用上の注意事項をよく読んで、使いましょう。
また、2日目以降の沸かし直しのお湯には、皮脂や汚れが溶け込んでいます。
ふろがま内に入り込むことで、その中で雑菌が繁殖して臭いやぬめりが出やすくなってしまいます。
臭いを感じた時には、ふろがま用の洗剤や、酸素系漂白剤を使って掃除しましょう。

 

■ふろがま洗剤でしっかり洗うコツ

・適した洗剤:ジャバ、酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)、オキシクリーンなど
・酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)、オキシクリーンは、洗面器なので溶かして浴槽に入れる。
・温度:50℃位
(酸素系漂白剤を使う場合、250g、オキシクリーン添付のスプーン2~5杯)

追い焚きでお湯を循環させるのに、設定温度48℃が最高の場合も多いですね。
かと言って水から洗剤をいれて沸かしたのでは、最適温度が保てずに効果もイマイチになってしまいます。
風呂の残り湯利用で、最高設定温度まで追い焚きする方法が向いています。
ジャバには長時間つけ置きしないように書いていますが、酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)、オキシクリーンを使う時には、2時間程度置いてから洗浄するのが良いでしょう。
夜の入浴後、洗面器や椅子など、すべてをつけ置きして、翌日お風呂洗というパターンもアリです。
お湯を捨てる前にもう一度沸かし直しをして汚れを排出させ、新しく水を張って追い焚きボタンを押し、きれいな水を循環させ、“すすぎ”を行います。

 

■設備の劣化が原因の汚れにご注意

雑菌の繁殖で起こる臭いやぬめり、膜のような汚れは、ふろがま洗浄でかなり改善しますが、設備の劣化で、パッキンや配管のもろくなったパーツが原因で出て来る汚れもあります。
黒いつぶつぶした汚れの場合が多く、ふろがま洗浄洗剤での掃除では改善しません。
もろくなったパーツを交換するか、給湯設備を更新した方が良いかもしれません。
給湯専門業者に点検を依頼し、パーツの劣化のサインなのか確かめてもらえば安心ですね。

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