バス乾燥機~メンテナンスが必要か迷うときは?

バス乾燥は、室内干しや、ヒートショック対策に威力を発揮します。年々、設置する家庭が増えていますね。スイッチ1つで稼働してくれる働き者です。長く快適に使うためのコツや、メンテナンスのポイントを紹介しましょう。

■フィルターの掃除、異音や温度に注意

バス乾燥機の使い方はホントに簡単で、リモコンパネルのボタンを押すだけで温風が出て、快適に入浴したり、浴室を乾燥室として使ったりできます。
メンテナンスのポイントとしては、フィルター掃除を行い、機器に負担をかけない環境を整えることです。

<フィルター部分の掃除をする>
吹き出し口に、直接洗剤スプレーや水(お湯)をかけてはいけません。
ただ、何もしないとホコリや黒ずみがたまっていきます。
荒い網目の部分がついているタイプなら、風呂掃除のときに拭いておくか、掃除機でホコリを吸い取っておきましょう。
取り外しのできるフィルターがあるタイプの場合、取集扱い説明書に従って外し、ホコリを掃除機で吸い取る、水洗いするなど、汚れをためないようにします。
水洗いした場合は、水滴を拭き取り乾燥させてから、取り付けます。
空気の流れが悪くなると、機械部分に負担がかかり寿命を縮めます。

■ネジ止めを外して掃除しても良い?

送風音がうなるような感じがする、カバーが共振している、カラカラと音がなる…。
中を確認したいけれど、フィルターが外せない作りになっている場合や、カバーのネジ止めをとらなければ届かない部分はムリにいじらないほうが良いです。
メーカーサイトにも、『お手入れの際、製品内部へ指を差し込んだり清掃目的でブラシや針金等を差し込んだりしない』と書かれています。
ガタツキの場合はフィルターが正しく差し込まれているか、ネジの緩みがないか確かめます。

(参考)三菱公式サイト
http://www.mitsubishielectric.co.jp/ldg/ja/products/air/lineup/ventilationfan/maintenance/lineup/detail_07.html

工具を使って分解する作業は基本的にNGですし、メーカー保証期間でも保証対象外になってしまいます。

■サービスマンのメンテナンスは?

2009年から特定保守製品の長期使用製品安全点検制度が実施されています。
特定保守製品とは…
・ビルトイン式食器洗機
・浴室用電気乾燥機
・石油給湯器
・石油ふろ釜
・FF式石油温風暖房機
・屋内式ガス瞬間湯沸器
・屋内式ガスふろ釜
特に経年劣化で事故が想定される9品目が指定され、点検やメンテンナンスについて周知すること、設置10年での点検が定められています。
使用年数を確かめて、10年が近づいているようなら、専門業者に問い合わせて見ましょう。

(参考)経済産業省『長期使用製品安全点検制度』
http://www.meti.go.jp/product_safety/producer/shouan/09_shouan_panfu.pdf

無料で点検してくれる業者なら、気になったときに気軽に相談できますね。

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