エアコン冷房の電気代を節約したい!

夏の暑い時期一気に電気代が上がって、「やっぱり原因はエアコンか」と思い当たることは多いですね。エアコン冷房の電気代はどれくらいかかるものなのか、電気代を節約する方法はないのかなど、気になるエアコン冷房の電気代についてお話しましょう。

■エアコン冷房の電気代はどれくらい?

エアコン冷房を使い始めるのと連動して電気代が上がるのはよくあることで、消費電力が大きいイメージがあります。
ただ、エアコンは、運転中の消費電力の上下が激しいので、カタログ上のワット数から電気代を求めるのが難しい家電です。
「期間消費電力量」と呼ばれる、「1年間でどれくらい電力消費しますよ」という数字を参考にしたほうが目安をつかみやすくなっています。
日立の“ステンレス・クリーン 白くまくん Wシリーズ RAS-W22G”の場合の、メーカー公式サイトによる数字から、1kWhの電気料金27円とすると…
・冷房時の消費電力:235W〜850W。
⇒電気代の目安は6.35円〜22.95円/1時間あたり。
・期間消費電力量は717kWh(冷房時222 kWh/164日、暖房時495 kWh/201日)。
⇒年間の電気料金は19,359円、冷房5,994円、暖房13,365円。
カタログ上では、1日当たりの冷房電気代は、36.5円。
さすが2017年モデルはずいぶん省エネになっていますが、1か月あたりで考えると、1,133円程度の差が出てきます。

(参考)日立 白くまくん 公式サイト
http://kadenfan.hitachi.co.jp/ra/lineup/wseries_g/?no=7

■冷房よりも暖房の電気代が大きい

エアコン冷房と、暖房を比べると、外気温との差が大きい暖房時の電気代が大きいという結果になっています。
カタログなどの調査数値は、東京が基準になっています。
暖房使用時には、外気が低いので、運転効率の面から言っても多くのエネルギーを必要とするのです。
冷房に関しては、最新機種の白くまくんでも1か月1,133円の冷房電気代ということですから、シーズン中の1か月1200円くらいのアップは仕方ないようですね。
直射日光を遮る、風通し良くするなどエアコンに頼らない室温調節も良いですが、熱中症になっても困りますから、極端な節約も考え物です。

■効率的な節電方法とは?

実際には、汚れがたまっていたり、古くなって熱効率が落ちていたりするケースがあります。
そうした場合、エアコン冷房の使用で、一気に1,500円~2,000円の違いが出てくるでしょう。
自動で運転を制御している場合、850Wの高出力での運転時間は限られていますが、古い機種では自動制御のスペックが劣っているだけでなく、熱効率が落ちていることで高出力運転の時間が長くなってしまうのです。
夏場に電気代がガクッと上がる場合には、エアコンの入れ替えが一番効果的な節電方法になるケースがあります。
電気代が高いと感じたら、エアコンの専門業者に相談してみましょう。

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