給湯器のストレーナーの掃除方法は?
- 2017/10/11
- 給湯器
ストレーナーは、給湯器の水抜き栓のところにあり、ゴミを取り除くフィルターの役割をしています。ここが詰まると、うまくお湯にならない、水圧が弱いなどのトラブルの原因になってしまいます。給湯器のストレーナーの掃除方法についてお話しましょう。
■ガス給湯器のストレーナー掃除
メーカーによって配管の位置が少しずつ違いますから、取扱説明書で確認が必要ですが、一般的に多くのガス給湯器に共通する部分についてお話しましょう。
ガス給湯器本体下のカバーを取り外すと、何本かの配管が出ていて、ガス配管、水道管につながっています。
給水元栓から、給湯器までの配管をたどっていくと、給湯器本体近くに配管から直角に飛び出している部分があります。
指や硬貨で回せる形をしており、ペットボトルのフタを開けるような感覚で、左回転で緩みます。
止水栓を閉めて作業します。はじめは水圧の影響で少し硬いかもしれませんが、くるくると回していくと、カゴのような作りのものが現れます。
古歯ブラシなどを使って汚れをこすり落とし、キレイにすすいだものをもとのようにセットします。フタを閉めるように右回転でねじ込めばOKです。
最後に止水栓をひらき、水漏れせず正常に運転できるか確かめます。
■電気温水機やエコキュートの場合
タンクを使って貯湯するタイプの場合には、どうなっているのでしょうか?
タンクに給水する配管が、タンク下の方についていることがほとんどです。
冷蔵庫のように大きなタンクの下30センチほどのところに筋があり、カバーがビス止めされているのがわかります。
カバーを外し、配管がむき出しになるようにします。
止水栓を閉め、水道管とタンクの接続部分の近くに、回しやすいように突起になっている部分か、ビス止めされているフタ状の部分を探します。
もしなければ、配管の仕方によってはカバー外になっている場合もあるので、水道管からエコキュートタンクの給水をたどって、はずせそうな部分をチェックしましょう。
ストレーナーを取り出し、掃除して戻し、止水栓を開けて正常に給水されるか確かめます。
■混合栓にもストレーナーがある
それでもお湯の出が悪い時には、混合栓部分にあるストレーナーも掃除してみましょう。
もちろん型式によって多少の違いがありますが、混合栓の壁から出ている「でべそ」のような部分に注目しましょう。
マイナスの溝を使ってネジを右にまわし、水を止めます。その回りの枠がナットのようになっている場合には、回すとてストレーナー部分が外せます。
ストレーナー部分が数センチ離れたところに別立てになっている場合は、マイナスドライバーで回して取る場合が多いでしょう。
水やお湯の出が悪くなると、故障かもしれないと不安になりますが、ストレーナー清掃にチャレンジしてみましょう。
自信がない場合には、すぐにきてくれるプロに連絡してみましょう。