ハイブリット給湯器と太陽光設備について

ハイブリット給湯器は、光熱費を削減したいときに威力を発揮します。光熱費を抑えたい場合、“太陽光設備を導入してエコキュート”というプランと迷うところです。それぞれの特徴についてお話しましょう。

 

■ハイブリットの光熱費はどれくらい?

ハイブリット給湯器は…
・スマートライフプランなどの電力契約でランニングコスト軽減
・ヒートポンプで熱効率の良い電気温水器の仕組みを使う
・電力料金が高い時間帯は高効率ガス給湯器を使う
電気とガスの良いとこ取りが、ハイブリット給湯器の魅力です。
リンナイのシミュレーターによると、東京で都市ガス利用、4人家族で利用した場合の目安は、年間38,460円でした。
従来型ガスでは、73,500円と比べると、およそ52%の支出に抑えられます。
デンソーのシミュレーターで同等条件のエコキュートでは、370リットルタイプの貯湯タンク使用で23,550円でした。
東京電力スマートライフプランの電気料金では…
・午前1時から午前6時17.46円
・午前1時から午前6時以外25.33円
安い時間外の沸き増しがあると、1.45倍の料金の電力を使うことになりますから、ハイブリット給湯器並の光熱費になることも考えられるでしょう。
湯切れが心配、コンパクトなタンク容量にしたい場合には、ハイブリットの方に魅力を感じるでしょう。
(参考)リンナイ エコワン ランニングシミュレーション
http://rinnai.jp/products/waterheater/hybrid/simulation/config/
(参考)デンソー ランニングコスト シミュレーション
http://www.denso-sales.co.jp/ecocutecost/

 

■光熱費ダウンの効果が高いのは?

ハイブリット給湯器やエコキュートは、光熱費ダウンの効果が高い事が分かりましたが、太陽光発電設備との相性はどうでしょう?
自家発電装置があれば、作った電力分を活用し、買った電力の使用を抑えることができます。
ゼロエネルギーハウスなどを検討している場合には、太陽光システムを導入すると、光熱費がほとんど掛からない状態にできる可能性があります。
もし、ハイブリット給湯器と合わせると、停電があった場合にも稼働させることが可能なところが魅力的です。

 

■最新システムは導入費用が問題

ハイブリット給湯器や太陽光システムは、光熱費削減の効果はとても高いのですが、導入費用も高価になります。
貯湯タンクの設置に基礎工事が必要になることもありますし、給湯器の価格が数十万円程でも、設置工事を入れると100万円ほどになるケースもあるでしょう。
設置場所の条件をあわせて考え、設置費用と節約費用のトータルを、専門業者に見積もりしてもらって検討しましょう。

関連記事

アーカイブ

ページ上部へ戻る