食洗機で洗えない食器~気をつけたいポイントは?

まとめて洗い物ができ、手洗いにはできない高温洗浄ができる食洗機は使い始めたら手放せないという意見も多いですね。できるだけ食洗機に任せて楽したい…とも思いますが、食洗機で洗えない食器について紹介しましょう。

 

■高温や衝撃に弱いものは洗えない

・強化ガラス(われた時、粉々に飛び散る危険がある)
・クリスタルグラス、カットグラス(鉛が反応してくもりの原因になる)
・漆器、金箔のあるもの(高温洗浄や乾燥で変色・剥がれが起こる)
・木、竹製品(高温洗浄や乾燥で反りや変形が起こる)
・哺乳瓶の乳首など小さく軽いもの(水圧で飛ばされヒーターに接触すると危険。小物用専用かごの利用推奨)
食洗機の洗浄力の高さは、手洗いよりも高温の温水で洗浄することと、スプリンクラーのように水流が噴射されることで実現されています。
Panasonicの食器洗い乾燥機 NP-TR9では、洗い行程で高温約70℃以上を5分間行い、油汚れをスッキリさせる高温すすぎでは、80℃の温水に6~16分さらされます。
低温コースでも耐熱60℃以上のものが目安となっています。
また、水流の噴出圧力で、軽いものは吹き飛んでセット用のかごからこぼれ落ちてしまうことがあり、ヒーターで変形や焦げつく、スプリンクラー部分に挟まるなどのトラブルが心配です。
こうしたものをまとめる専用かごは、メーカー純正もありますが、100均でも手に入ります。

 

■専用洗剤との相性に注意

食洗機は、高い洗浄力を発揮させるために、専用洗剤を使います。
酵素や漂白成分が含まれていて、アルカリ成分が含まれていることで、変色しやすい材質があります。
銀、アルミ、銅と言った金属は、黒ずみやくもりが起きやすく、金属製のスプーン、ゴブレットなどは、食洗機にかけてはいけません。
もちろん、漆器類もダメです。
ティーカップの金・銀の装飾についても、変色や剥げが心配です。
中には、変化が目立たないものもありますが、一脚数千円以上するようなカップは、手洗いをおすすめします。

 

■食洗機の便利さを引き出すには…

・コレールや、食洗機対応の表示があるものを普段使いにする。
・柄の少ないデザインを選ぶ。
・カトラリーはステンレス。
食洗機と相性の良い素材やデザインを使った食器を使うと、気にせずに食洗機が使えます。
洗濯機でも、コースで洗うものもあれば、分けて手洗いするものもあると考えたら、当然かもしれません。
食洗機の洗浄時間そのものは、手洗いと比べて長いものがほとんどですが、セットしたあと、他の事ができるのが助かります。
「食洗機がほしいのだけど…。」と迷っているなら、専門業者に見積もりをしてもらうと良いですね。

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