食洗器の水道代や電気代はどれくらい?

手荒れしにくく、時間も節約できる食洗機は、節水効果が高いとあって、良いことずくめのようですね。ただ、家計全体としては、電気代も含めたランニングコストが気になるところです。食洗機のランニングコストについてお話しましょう。

■食洗機の水道代はどれくらい?

手洗いの場合、ため水で洗ったとしても、すすぎについてはある程度、お湯を出しっぱなしにします。
もし、5分間流水を使ったとしたら、80リットル程の水量になります。
水道料単価を、132円/㎥、下水料単価を116円/㎥とすると、19.8円です。
ここで、食洗機代表として、Panasonicの2016年発売のNP-TM9の性能をカタログでチェックしてみました。
こちらは、6人用、45点洗えるタイプで、使う水の量は11リットルです。
先程の上下水道単価を使って計算すると、2.8円ですから、随分と節水になっていることがわかります。
食洗機の場合には、少量の水を循環させて洗う仕組みになっていますし、NP-TM9などのような最新機種では、食器の量にあわせて使う水の量を増減させる機能が搭載され、さらに、省エネにこだわっています。

■食洗機の電気代はどれくらい?

いくら節水になっているとはいえ、これで電気代がガッツリかかっていたら、手洗いのほうが家計支出としては、節約になります。
食洗機の電気代を調べてみましょう。
NP-TM9のモーター運転時は60Hzで85W、ヒーター使用時は1100Wとなっています。
標準コースの運転メニューは、除菌7分、洗浄16~21分、すすぎ26分、乾燥30分。
カタログによると、1回の運転で使う電気は、780Whで、21.1円相当。(電気料金単価27円/kwhとして計算)
『NP-TM9』を使った場合のコストは、27.1円なのに対し、『手洗い』では、ガス代を含め62.3円になると掲載されています。
食洗機の消費電力は、ヒーターを使うときに大きくなります。
乾燥機能を使わなければ、1回の運転での電気量は、数円レベルになるでしょう。
(参考)Panasonic公式サイト
http://panasonic.jp/dish/product/NP-TR9/eco.html

■食洗機を使った方が節約になる

結果としては、上手にまとめ洗を利用すると、ちょこちょこと手洗いで水を使うよりも節水でき、燃料の面でも手洗いの給湯燃料費と食洗機の電気代を比較すると、省エネになっているということがわかりました。
“わざわざ食洗機で洗うなんてもったいない”という発想はもう古いという感じですね。
食洗機を使えば、節約することができ、手荒れの心配もなくなり、家事時短になるなんて、ありがたい話です。
節約効果を最大にするには、エコナビなど省エネ機能が付いている機種を選ぶと良いですね。

 

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