食洗機の1回あたりのコストはどれくらい?

「夕食後の片付けが楽になってゆっくりできる時間ができた」という声も多く、共働きが増える中、食洗機は、必需家電の地位を獲得しています。ただ、ちょっと気になるはランニングコスト。専用洗剤の価格が高めですし、電気代もかかっていそうです。食洗機のランニングコストについてお話しましょう。

■食洗機の1回あたりのコスト

据え置き型の食洗機といえば、Panasonicが人気です。
公式ページのランニングコスト紹介では…
<手洗い>1回62.3円
・洗剤 7.3円(10.8ml)
・ガス代 33.8円(0.20㎥)
・水道代 21.2円(84リットル)

<TR9>1回27.1円
・洗剤 3.2円(5g)
・電気代 21.6円(780kWh)
・水道代 2.8円(11リットル)

(参考)Panasonic
http://panasonic.jp/dish/simulation.html

手洗いでは、給湯器でお湯を出すことでかかる経費が大半を占めています。
お湯をたくさん使ってしまうところにロスが発生しています。
“10 Lのお湯(約40 ℃)でつけ置き洗いした後、洗剤を使用して洗い、毎分6 Lで食器1点あたり13.5秒、小物1点あたり5.5秒流し湯ですすぐ”
家族4~6人で、食器点数45点・小物24点を想定して計算された数字です。
食洗機では、まとめて洗い、まとめてすすぎますが、手洗いの場合、1点ごとに流水で流していきます。
しかも、給湯器のお湯を使っているので、その分の燃料代がかかっています。

■食洗機の電気代について

メーカーサイトでは、手洗いよりも、食洗機を使ったまとめ洗いがお得だとしています。
使用水量の違いが8倍近いということに衝撃を受けます。
機械任せにする分、食洗機を使うことで贅沢しているような気分になりますが、水量の差がそのまま、温水をつくる光熱費に跳ね返ってくるのです。
ただ、食洗機を使い始めたばかりの時には、電気だが高くなったと感じることもあるようです。
一緒に、水道代、ガス代の変動を比べてみましょう。
どうしても気になる場合には、乾燥コースで送風乾燥を組み合わせたり、カットしたりして使うと、使用電力を少なくできます。
TR9の場合、洗浄モーターの消費電力は、50HZで65W、60HZで85Wなのに対し、ヒーター使用時の最大消費電力は、50HZで1165W、60HZで1185Wです。

■年間で25,000円の節約になる

Panasonic公式サイトの条件では、1日2回程度使ったとして、4~6人家族なら25,000円の節約になります。
設置費用が7万5千円かかったとしても、3年で元が取れる計算になります。
その上時間に余裕ができるのなら、利用価値は高いですね。
食洗機の導入を検討しているのなら、見積もり無料の業者に、機種や設置方法の相談をしておくと安心です。

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