給湯器の場所と給湯器のタイプ

給湯機の設置場所は、給湯器のタイプによって違ってきます。戸建て、マンションなど設置条件に合った機種が取り付けられています。ですから、入れ替えの時には、同じタイプのものを選ぶと交換がスムーズにできます。それぞれの特徴についてお話しましょう。

■マンションに多いタイプはPS排気型

PSは、パイプシャフトの略です。
玄関横のパイプスペースに給湯機を設置します。上方排気型や、強制排気型では、排気用の配管がつかわれます。
マンションなどの集合住宅で、扉付きのパイプスペースに給湯器を設置する場合などでも、強制排気型なら吸気、排気のどちらも配管を通じて屋外の空気を利用できるので、自然吸気が難しい条件でも設置可能です。
マンションでは、ベランダに壁掛け型をフリーで設置する場合もありますが、見あたらない場合は扉付きのパイプスペースに収納され、外からは見えない設置方法になっていることもあります。

■一般的な屋外設置

一戸建てや、玄関前が外気にさらされる構造のアパートでは、一般的な屋外設置の方法が取られています。
屋外に設置する設置フリー型では、追い炊き装置がついている場合、1つ穴式になります。
浴槽の高さに合わせる必要がなく、壁掛け式、架台に乗せた設置など、設置ポイントの縛りが緩いといえます。
屋外設置型でも、追い炊き装置が2つ穴式のものは、浴槽に隣接しての設置が必要になります。
据え置き型の場合、配管を側面から出している点など、見かけは似ていますが、浴槽への配管が違っています。
据え置き1つ穴を壁掛けに変えることは難しくありませんが、2つ穴式から壁掛けなど設置フリーに変更するのは、浴槽への接続仕方が全く違うので浴槽も変更が必要になってしまいます。

■室内設置型の給湯器

室内にガス給湯器を設置する場合には、排気パイプを設置する機種になります。
雪が多い、気温低下が大きな地域では、室内設置型機種を設置し、強制吸排気させる給湯器がつかわれています。
室内設置のタイプは、特定保守製品に指定されており、10年に一度の点検が必要です。
機器についているはがきで利用者登録すると、10年後に点検のお知らせが届きます。
また、浴室内の浴槽横に設置する風呂用給湯器では、吸排気は配管を通じて、外気とやり取りするようになっています。
古いタイプではCF式と呼ばれる自然吸排気のものがありましたが、現在は安全性の問題で他タイプのものへの入れ替えをすすめられるでしょう。
ガス給湯器は、設置場所に合った機種が取り付けられています。
入れ替えの時には、専門業者への相談が必要です。

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