浴室乾燥機の温度について

スイッチひとつで浴室に温風が出て、洗濯乾燥室に使える浴室乾燥機は、屋外に干しにくいものがあるときや、乾きにくい物を干す時に助かりますね。浴室乾燥機では、浴室内の温度を上げる暖房機能を使って、ヒートショックによる事故のリスクも減らせます。浴室の温度についてお話しましょう。

■浴室乾燥機の暖房機能の活用

高齢者の入浴中の事故の原因としてあげられるのが、ヒートショック現象です。
入浴中の事故死の数は年間約 1 万 9,000 人で、12月から2月に集中して起こっています。
特に急激な温度変化は、血圧が大きく変動し、失神を起こしやすくなります。
冬場の脱衣所や浴室内の温度が低く、湯船にいきなり浸かることがこうしたヒートショック現象のリスクを高めますから、脱衣所や浴室内をあらかじめ温めてから入浴することが厚生省からも推奨されています。
浴室乾燥機の暖房機能を使うと、15分で室温は34℃まで上昇させることができます。
送風をはじめたばかりの時には、温風の温度が低く、体にあたるとかえって肌寒く感じられることがあります。
入浴前に予熱をして、温度を上げてから脱衣、入浴すると良いでしょう。
暖房機を上手に利用して、ヒートショックを防止したいですね。

(参考)厚生省 冬場に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください! http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/160120kouhyou_2.pdf

■浴室乾燥機は温度と湿度にご注意

乾燥機機能は、浴室内温度を高温にすることで乾燥していますが、湿度の逃し方が大きなポイントとなります。
浴室内に水滴が残っていると、湿度がなかなか下がらずに、部屋干しのにおいが出やすくなります。
・浴室内の水滴を拭き取る
・乾きにくい物は温風が直接あたるところで干す
・湿度を逃がすため換気を併用する
特に残り湯で洗濯した場合には、浴室内の高い温度が臭いの発生をひどくする原因になることがあります。
・部屋干し対策洗剤を使う
・すすぎは水道水で、脱水時間を長めに
・干した後から少し換気してから乾燥する
といったことを注意すると、温度を上げるだけでなく、早く湿度を下げられ、乾きが良くなります。

■風の温度が上がらない…

浴室乾燥機はあると便利な設備ですね。
しかし、使い慣れて頼りにしているのに、ある日突然、温度が上がらなくなってしまうなどの故障が起きたら困ってしまいますね。
温度が上がらない時には、①電源リセット、②フィルター掃除をしてしみましょう。
①、②で復旧する場合もあります。
それでも温度が上がらない場合には、点検してもらったほうが良いでしょう。
ネット受付に対応していて無料点検を行ってくれる、素早い対応がウリの業者に連絡してみましょう。

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