電気温水器~設置場所の選び方とポイント

お風呂も含めた給湯設備として考える場合には、電気温水器は、貯湯タンクが必要になる仕組みです。大型冷蔵庫ほどのサイズをイメージして、設置場所の確保ができるか考えなければなりません。また、設置条件によって工事費用がかなり変わって来ます。設置場所の選び方とポイントについてお話しましょう。

■電気温水器の設置場所ポイント

屋外設置のときに必要な条件を見ていきましょう。
・200V電源が取れる
・アンカーボルトで固定できる基礎がある
・十分な容量を持った排水経路が確保できる
・テレビ、ラジオ、無線などアンテナから3メートル以上離す
・最低外気温が-10℃以下にならない
・地域の火災予防条例に沿ったスペースを設ける
・設置・点検作業ができるスペースを考慮する
関東で電気温水器を設置する場合には、屋外設置の事も多いと思いますが、貯湯タンクを持った機器は、コンクリート基礎に、アンカーボルトを使って確実に固定する必要があります。
このため、新築工事とあわせて行う場合や、もともと電気温水器を使っていて、利用できる基礎土台がある場合には工事費を抑えられますが、新規に基礎打ちが必要な場合には費用が大きくなるでしょう。
設置工事見積もりが20万円という事例もあります。

■エコキュートではヒートポンプ部分もある

同じ電気を使った給湯システムに、高効率の『エコキュート』というものがあります。
電力消費量が抑えられるシステムですが、こちらは、貯湯ユニットの他に、室外機のような、ヒートポンプ部分が必要になります。
燃費の良い運転ができますが、電気給湯器よりも、広いスペースが必要になります。
もし、省スペースで設置したい場合には、貯湯タンクのサイズを小さなものにするか、ガス給湯器など、省スペースで設置が可能な機器を検討した方が良いでしょう。
配管や配線工事、基礎工事の有無が設置工事の費用に大きく影響します。

■電気温水器の設置見積もりを!

現在も電気温水器を使っている場合は、スムーズに入れ換えできそうですが、ガスや灯油からの変更、エコキュートとどちらにしようか迷っている…と言った場合には、専門業者に設置場所を見てもらって見積もりを出してもらうのが一番です。
“標準工事”という言い方をして、ざっくりとした見積もりを出した場合、最低限の価格です。
現場を見てもらったら大幅アップの見積もりに業者に不信感を覚えたという話を聞きます。
無料見積もりをしてくれる業者に相談し、納得の上、工事を依頼したいですね。

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