エコキュートは日中の電気代が3倍ってホント?

高効率で光熱費がお得になるイメージのエコキュートですが、日中の使い方によっては、電気代が高くなるかもしれません。これは電気の契約の仕方で電気料金単価が1.5~3倍の差があるためです。お得にエコキュートを使いこなすポイントを紹介しましょう。

■電気料金の契約による違い

東京電力では、2016年3月31日から、電力自由化に向けて契約プランの改編が行われました。
それまで、電気使用の時間帯分散を、オール電化で進めてきたところがあり、『深夜電力』をスタンダードな契約よりかなり割安にしていました。
日中の電力単価が、およそ26円~30円前後に対して、深夜電力なら12.25円というプランがありました。
オール電化向け契約をもともとしていた場合には、契約プランは継続可能ですが、『これからオール電化を希望している場合』には、スマートライフプラン(2017年11月1日から見直しプラン運用)利用になります。
東急電力エナジーパートナー公式サイトによれば…
・深夜1:00~早朝6:00⇒17.46円
・それ以外⇒25.33円
以前のプランとくらべて、深夜と日中の格差が縮められたものの、1.45倍の違いがあるので、日中の沸き増し運転が増えると、電気代の増加を感じやすでしょう。

(参考)東京電力エナジーパートナー
http://www.tepco.co.jp/jiyuuka/service/plan/smartlife/index-j.html

(参考)2017年11月1日以降の新料金
http://www.tepco.co.jp/ep/notice/pressrelease/2017/pdf/171006j0101.pdf

■エコキュートは契約方法と沸き増しがカギ

エコキュートは、ヒートポンプを使って空気の熱を利用して少ない電力でお湯が沸かせるシステムです。
とはいっても、“光熱費が断然安くなる”と言われるのも、オール電化向けのお得な電気料金精度があってのこと。
ある程度の熱量を巨大ポットに貯めて使っているイメージです。
湯沸かしをお得な電力時間帯で行うことでおよそ3割安い電気が使えるのです。
“深夜電力12.25円”が使えた時代よりも、差を感じにくいとは言え、頻繁に日中の沸き増しを行えば簡単に料金が高くなるでしょう。
ファミリーなら大きめのタンクを選んだ方が、節約しやすいかもしれませんね。

■給湯器選びで悩む時には?

専門業者に見積もりを出しもらい、8年~10年利用した場合の『更新費用+予想ランニングコスト』で比べてみましょう。
タンク設置の基礎打ち、電源工事など追加工事が必要な場合には、導入費用が大きくなって、エコジョーズの方がコストダウンできるケースもあります。
設置場所を実際に見てもらわなければ、精密な見積もりができませんから、無料点検をしてくれる給湯器の専門業者に相談してみましょう。

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